HIOKIが新なるデータ統合ソフト「GENNECT Space V1.5」を公開
日置電機株式会社(HIOKI)は、2026年8月20日に計測データ統合ソフトウェア「GENNECT Space」の最新版、Version 1.5を発表しました。このソフトは、様々なHIOKI製の計測器で得られたデータを集約し、解析や可視化、さらにはレポート作成の支援を行うものです。最新のアップデートにより、測定データの取り込みが容易になり、効率的なデータ活用が可能となりました。
GENNECT Spaceの新機能とは?
新たに搭載された機能の一つは、計測器本体に保存されたデータを簡単に取り込むことができる点です。これにより、測定後にエンジニアリング現場で行うデータの確認や整理、異常値の把握といった作業が格段にスムーズになります。また、複数のデータを比較表示する機能も強化されており、大型モニターやデュアルディスプレイを活用することで、異なる測定ファイルを並べて確認することが可能です。
さらに、アナログメーターやレベルバーによる直感的な表示が追加され、数値リストやグラフだけでは把握しにくかった測定値の状態をわかりやすく確認できるようになりました。これにより、エンジニアは測定結果の解釈や原因分析に専念できる時間が増えるでしょう。
開発の背景
最近では、自動車業界やエネルギー分野、産業機器分野において、測定対象がますます高度化・複雑化しています。この傾向により、収集すべきデータの量が増え、それに伴い多くの計測器から得られる膨大なデータを整理・解析する必要性が高まっています。GENNECT Space V1.5はこうした背景を受けて開発され、測定データの統合を一貫して行うことができる環境を提供します。これにより、エンジニアはデータの確認・整理にかかる時間を減らし、より効率的に作業を進めることができるのです。
どのように役立つのか?
GENNECT Space V1.5は、結果のレビューからエンジニアリングにおける意思決定まで、様々なプロセスをスムーズにすることを目指しています。対応する計測器で保存したデータを取り込み、別のウィンドウで開いて比較することができるため、作業効率は飛躍的に向上します。また、外部解析ツールとの連携も考慮された設計となっており、ASAM MDF形式でのデータ出力にも対応しています。これにより、測定から解析、レポート作成、さらには外部ツールを利用した詳細な分析まで、一貫した流れが実現されます。
今後の展開について
今後HIOKIは、GENNECT Spaceの機能向上や対応製品の拡大を進め、自社の計測器群をつなぐデータ活用基盤として進化させていく計画です。GENNECT Spaceは、個別のPCソフトウェアに留まらず、測定から洞察、解析、共有までを統合する環境を提供することで、エンジニアリングワークフローの向上に寄与していきます。
まとめ
HIOKIがリリースした「GENNECT Space V1.5」は、より効率的かつ直感的にデータ活用ができるように進化しました。これにより、エンジニアは測定データを簡単に扱うことができ、より高品質な製品開発および評価プロセスを実現する手助けとなるでしょう。計測データの活用が新たな可能性を広げていく中、GENNECT Spaceはその重要な役割を果たすことが期待されています。