新たな観光戦略を創造する「観光DX検定」
2023年8月1日、公益社団法人日本観光振興協会が新たにスタートさせた「観光DX検定」の申込受付が始まりました。この制度は、特に観光業界において欠如しているデジタル人材育成を狙い、データに基づいた地域の観光戦略立案と実行ができる人材を育成・認定することを目的としています。
観光業界におけるデジタル化の重要性
観光産業は地域経済に大きな影響を与える一方で、デジタル技術の進化に伴い新たな挑戦にも直面しています。地域における観光戦略策定は、ますますデータ分析力が求められるようになっており、「観光DX検定」はこれらのニーズに応えるものです。特に「e-Stat」や「地域経済分析システム(RESAS)」などの分析ツールを駆使し、受講者は実践的なデータ分析スキルを身に付けることができます。
eラーニング講座で基礎を固める
この検定に向けて用意された学習リソースとして、eラーニング講座や専用テキストが公開されています。初級検定試験は令和7年12月14日に開催予定で、受講者は基礎から実践的な内容をカバーすることができます。
特徴的なプログラム
- - 動画プログラム: 受講者は全部で10本の動画(各約30分)を視聴し、観光DXに関する基礎知識を習得できます。各章には確認テストも付いており、学習の習熟度を測ることができます。
- - 専用テキスト: PDF形式で、動画に合わせて学ぶことができる内容となっており、理論と実践をバランス良く学ぶことができます。なお、紙媒体は用意されていないため、注意が必要です。
受講の流れと料金
申込は特設サイトから可能で、申込期限は令和7年11月30日までとなっています。また、検定料は一般6,600円、学生3,300円を予定しており、検定開始は9月頃とされています。
このeラーニング講座は、観光業界において新たなキャリアを築きたい方や、観光産業に興味を持つ学生にとって貴重な機会になるでしょう。今後の観光業界を支えるために、ぜひこの制度を活用していただきたいです。
お問い合わせ先
「観光DX検定」に関する詳しい情報は、特設サイトにて確認可能です。また、質問や相談もサイトから受け付けており、「よくある質問」セクションも設けられています。
特設サイトURL:
観光DX検定特設サイト
これからますます発展する観光業界での活躍を目指し、「観光DX検定」にぜひ挑戦してみてください。