設備保全DXアプリ「M2X」の新たな一歩
株式会社M2Xは、2023年10月に、設備保全DXアプリ「M2X」においてシリーズAラウンドでDCM Venturesから3億円の資金調達を行ったことを発表しました。この調達により、M2Xの累計資金調達額は3.4億円に達しました。
資金調達の背景
近年、労働力不足が深刻化する中で、製造現場では自動化が進んでいます。それに伴い、施設の安定した稼働を確保するための設備保全の重要性が高まっています。残念ながら、現状の設備保全業務は多くがアナログ的な手法(紙やエクセル等)で行われており、迅速なトラブル対応や部品管理に関して多くの機会損失を生んでいます。
M2Xは、モバイルとAIを駆使したオールインワン型の設備保全DXアプリを提供することで、これらの課題を解決し、生産性を向上させることを目指しています。また、この資金調達を活かして、チームの拡充とプロダクトの深化を図ります。
M2Xの特徴と実績
M2Xは1つのモバイルアプリで設備保全に必要なさまざまな業務を行えることが大きな特徴です。これにより、従来のアナログ手法に起因する問題を解消し、業務の生産性向上を実現します。
リリースから約1年の間に、M2Xは多くの大手メーカーに導入されています。例えば、エバラ食品工業、シマダヤ、トンボ鉛筆などがその一例です。今年2月には、日本プラントメンテナンス協会から「TPM優秀商品賞」を受賞し、その実績を証明しました。
今後の展望とイベント情報
今回の資金調達を受け、M2Xは新オフィスを日本橋富沢町に移転し、10月10日には初のMeet-upイベントを開催します。このイベントでは、DCM Venturesの投資家を招き、M2Xへの投資の意図や今後の展望について深い話が交わされる予定です。興味のある方は、ぜひイベントページから参加登録をしてください。
投資家からの期待の声
DCM Venturesのパートナーである原健一郎氏は、M2Xがシード投資プログラムを経て成長していく様子を積極的に支援してきたことを説明し、特に1.5年の間にスタートアップとしての基盤を築いてきた岡部社長の成長を賞賛しています。AIを活用した新たなビジネス展開についても期待が寄せられています。
代表者の意気込み
M2Xの代表取締役社長である岡部晋太郎氏は、創業からの時間を振り返り、顧客の声を重視してきたことや、メンテナンス分野に革新をもたらすためのメンバーの重要性を強調しました。彼は、今回の資金調達を通じてさらなる成長を目指し、顧客の期待を超えるプロダクトの開発に邁進すると語っています。
会社概要
- - 会社名:株式会社M2X
- - 所在地:東京都日本橋富沢町
- - 代表者:代表取締役 岡部 晋太郎
- - 事業内容:メンテナンスDXアプリの開発・提供
- - 公式サイト:M2X公式ページ