名古屋大学でのキャリア発見セミナー
2025年11月19日、水曜日に名古屋大学にて、株式会社ワンキャリアが主催し、初めての共催イベント「名大生のためのキャリア発見セミナー -IT業界編-」が実施されました。本イベントは、名古屋大学のキャリアサポートセンターとの連携により、学生たちにIT業界の魅力や職業の選び方についての理解を深めることを目的としています。
概要と目的
このセミナーでは、参加学生に向けて、IT業界におけるキャリアがどう形成されるのかを考えるための貴重な機会を提供しました。IT業界の構造を学べる「業界研究セッション」や、自分のキャリアを具体化するための「キャリア戦略セミナー」、そして名古屋大学のOBOGや現役社員との「パネルディスカッション」や「座談会」が行われました。これによって、学生たちは自身のありたい姿を描く手助けを受けることができました。
サポート企業として、株式会社NTTデータ東海、トヨタシステムズ株式会社、株式会社日鉄ソリューションズ中部の3社が参加し、学生たちのキャリア未来を支援するための重要な役割を担いました。
参加者の声と評価
イベント後に実施されたアンケートでは、参加した20名の学生のうち80%が「満足」と回答するなど、高い評価が得られました。「満足度が5(大変満足)」が50%、4(満足)が30%という結果からも、セミナーの内容や雰囲気に対する学生たちの満足度が伺えます。観察された学生の感想からは、IT業界への興味が深まるとともに、キャリア観が変わったとの声が多数寄せられました。
一部の学生からは、「IT業界のイメージが具体化した」「自分のキャリア戦略の立て方が参考になった状態から、具体的な業務内容や社風の理解ができた」との感想が寄せられています。特に、「これがやりたい」という思いに悩んでいた学生も、今後のキャリアをどのように設計していくべきかを新たに視野に入れたようです。
名古屋大学・キャリアサポートセンターの見解
名古屋大学の副総長補佐でありキャリアサポートセンターのセンター長を務める土井 康裕教授は、「今回のイベントは非常に価値のあるキャリア教育の機会となった」とコメント。学生が持つネット情報に対する偏りを指摘し、実際の業務に触れることでキャリア選択に必要な情報を得られることの重要性を語りました。今後も株式会社ワンキャリアとの連携を強化し、キャリア支援イベントを増やすことが目標とのことです。
株式会社ワンキャリアの取り組み
セミナーを主催した株式会社ワンキャリアの大学渉外担当、伊東 有希氏は、学生が直面する就職活動の早期化によって焦りを抱く現状について言及。「内定はゴールではない」と強調し、入社後のキャリアをどう築くかが重要であるとの考えを伝えました。
今後も「人の数だけ、キャリアをつくる。」という使命の下、多くの大学へキャリア支援の輪を広げていく意向を示しています。参加した学生たちが、将来に向けた納得のいく選択をできるよう、一層の支援が期待されます。
まとめ
名古屋大学でのキャリア発見セミナーは、参加学生にとってIT業界の実情を知る貴重な機会となり、キャリア戦略を考える一助となりました。今後の取り組みにも注目が集まります。