事業承継の2025年問題、あなたはどう乗り越える?
2025年、多くの企業が事業承継という大きな岐路に立たされます。中小企業庁の調査によると、2025年までに70歳を超える中小企業経営者が約245万人に達し、そのうち半数以上が後継者未定という深刻な状況です。これは「事業承継の2025年問題」と呼ばれ、放置すれば、国内の中小企業の廃業が急増し、多くの雇用と経済が失われる可能性も懸念されています。
「継承」から「創る」へ! 新しい事業承継の形
本書『未来をつくる事業承継〜本質は受け継ぐ、手段は変える〜』は、単に会社を「継がせる」だけでなく、親子や後継者が共に未来を「創る」ための道筋を示す一冊です。事業承継を新しい可能性を創り出すプロセスとして捉え、事業を未来に繋げたい全ての経営者と後継者、そしてその家族に向けて、事業承継の形を新提案しています。
本書のポイント
1. 親子承継対話プログラム
企業のビジョンや価値観を共有するために、親と子が家業の未来について率直に話し合う「親子承継対話プログラム」を紹介しています。親と後継者が経営のビジョンを共有し、次世代へと受け継いでいくことが重要です。資産以外にも知識やノウハウ、企業文化といった知的資本をどう引き継いでいくかが鍵となります。
2. ウェブイノベーション
事業承継はイノベーションの契機です。本書では、中小企業でも実現可能なウェブを活用した具体的なイノベーション手法により、承継を通じて企業を成長させる道筋を示します。事業承継は単なる世代交代に留まりません。デジタルの力を最大限に活かして事業に「イノベーション」を取り入れ、新たな成長を目指せます。事業は再び輝きを取り戻し、「V字回復」を実現することができるのです。
3. 具体的な事例紹介
本書では、日光の老舗漬物店や福井県の印鑑店など、リアルな成功事例を紹介しています。親子の対話を通じて新たな価値を創出し、事業承継後も企業が成長を続けている事例を通して、読者は実際の成功例を自社の承継に応用することができ、親子で「共創」する可能性を具体的に感じ取ることができます。
誰のための本?
本書は、以下のいずれかに該当する方におすすめです。
中小・小規模事業経営者
後継者
事業承継に関わる家族
事業承継に興味のある方
著者の紹介
金子智彦(かねこ ともひこ)
株式会社STRUQTURE代表取締役。一般社団法人イグジットプランナー協会代表理事。事業承継の専門家として、数多くの企業の支援を行っています。
権成俊(ごん なるとし)
株式会社ゴンウェブイノベーションズ代表取締役。ウェブイノベーションコンサルティング会社を経営し、ウェブを活用した事業戦略の立案・実行を支援しています。
事業承継を成功させるための第一歩を踏み出しましょう
本書は、事業承継という課題に直面している経営者や後継者にとって、未来への道標となる一冊です。ぜひ本書を手に取り、事業承継の新しい可能性を探求してみてください。