国際高等学校の生徒が名古屋商科大学の学園祭で目指す新たな挑戦
愛知県日進市に位置する国際高等学校は、名古屋商科大学の学園祭に参加し、生徒たちの様々な活動を発表しました。この学園祭は、生徒たちの学習成果を社会に発信する大きな機会となり、高校生にとって貴重な経験となる場となりました。
体験型ブースでSDGsを学びの輪を広げる
高校1年生は、持続可能な開発目標(SDGs)の認識を深めるための体験型ブースを企画しました。この取り組みは、家庭科の授業でSDGsの基本理念やそれが日常生活にどのように関連しているかを学ぶことでスタートしました。生徒たちは、自身の生活を基盤に考え、ゲームやクイズを用いた楽しく学べるブースを設置しました。これにより、参加者にSDGsに対する意識を高めるとともに、楽しい体験を提供しました。
高校2・3年生が模擬店でプチ・ビジネス体験
国際高等学校では、高校2年生がIBDP(国際バカロレアディプロマプログラム)の一環として、必修科目の『CAS』を履修します。素晴らしいのは、模擬店出店の機会を通じて、生徒がビジネスプロセスを実体験できることです。このプチ・ビジネスでは、商品選定や価格設定、収支管理に至るまで、すべての工程を生徒同士で協力しながら進めました。これにより、将来的なCASの活動への導入がスムーズに行えるよう指導されています。
音楽ステージでの成長と挑戦
特に目を引いたのが、高校3年生が企画運営した音楽ステージです。生徒たちは11ヶ月もの期間をかけ、演奏者募集やプログラム構成、音響スタッフとの打ち合わせを行いました。多くの困難に直面しつつも、32名の参加者と共に音楽を届けることに成功しました。参加した生徒は、自身の演奏の準備と同時に他の参加者や関係者との調整を行うことの難しさを実感しながらも、大きな満足感を得ていました。
国際高等学校の特色
この国際高等学校は、2022年に開校され、国外から集まる生徒たちが多様な体験を通じて成長できる環境を提供しています。全授業を英語で行い、国際的な教育基準に基づいたリーダーシップ教育を実施しています。また、全寮制での生活を通じて異文化交流や共同生活を経験し、次世代リーダーに必要なコミュニケーションスキルや協調性を身につけています。
今後の展望
国際高等学校は、今回の学園祭の成功を糧に、更なる活動を展開していくことでしょう。彼らの挑戦がどのように結果を結び、社会に貢献するのか期待が寄せられています。今後も多様な教育プログラムを通じて、生徒たちの成長を見守り続けたいと思います。