アスリートのキャリア課題に挑む「Dual Grit」構想
株式会社Re-grit Partners(RGP)は、アスリートの競技とビジネスキャリアの両立を目指す大規模プロジェクト「Dual Grit」を発表しました。このプロジェクトは、アスリートが競技とビジネスキャリアの両面で成功を収めるためのサポート体制を提供するものです。その背景には、現在のスポーツ界における根深い課題が存在します。
スポーツ界の構造的な課題
アスリートは往々にして、「競技を続けるか、キャリアを選ぶか」という二択に陥ります。この問題は最新の選手だけでなく、過去の選手にとっても同様で、競技を続けたかったが先に進めなかったという例が数多く存在します。
1. 競技の課題
アスリートが直面する第一の壁は環境の格差です。練習場所の確保や移動にかかる負担は、特に若手の選手にとって大きな問題です。
2. キャリアの課題
次に、ビジネス経験の不足があります。競技に多くの時間を費やすあまり、社会経験が乏しくなり、結果的にキャリア形成が難しくなります。さらに、アスリートとしてのキャリアを終えた後の不安も影を落とします。
3. クラブ側の課題
そして、クラブ自体も育成システムに不足しており、中長期的な投資が求められる現状です。これら3つの課題が複合的に絡み合い、アスリートが現役時代からキャリア形成を進めることを難しくしています。
「Dual Grit」構想の全貌
RGPは、アスリートが持つ可能性を最大化し、競技とビジネスの両方で成功する人材を育成・輩出するための「Dual Grit」構想を開始しました。このプロジェクトは、アスリートの挑戦を全力で応援したいという思いから立ち上げられました。
G.A.Cの設立
本プロジェクトの第一段階として、両立型フットボールクラブ「G.A.C(Grit Actualize Club)」の設立が進められています。このクラブは元日本代表選手やトップコーチが参画し、アマチュアレベルのスポーツ環境でプロフェッショナル基準のトレーニングを提供します。
選手は、RGPや提携企業での仕事をしながら、競技にも全力で取り組む体制が整えられます。この新しいモデルは、アスリートが競技とビジネスの両方を持続可能な形で両立できる道を切り開くものです。
今後の展望
「Dual Grit」は、ただのスポーツ支援に留まらず、包括的なサポートシステムを整えることを目指します。将来的には、サッカーだけでなく、野球、バスケ、陸上など他のスポーツへもこのモデルを広げ、地域大学との連携も進めていきます。さらに国際的な連携を深め、競技に挑むアスリートがキャリア形成を果たし、社会的価値を生み出すことを目指します。
代表者のコメント
取締役の大木聖也氏は、「Dual Gritは、アスリートとビジネスのキャリアを両立させるための挑戦です。私たちは、挑む人たちに寄り添い、キャリアを磨ける環境を提供します」と語ります。加えて、合津裕貴氏も、「競技とビジネスキャリアの両立を促進し、アスリートが挑戦し続けられる社会を作りたい」と期待を寄せています。
まとめ
「Dual Grit」構想は、ただのアスリート支援にとどまらず、職業的成功をも考えた新たなモデルを生み出そうとしています。競技とキャリアを両立させる仕組みを作り出すことで、社会全体に新たな価値を提供することを目指しています。