日本のアンガーマネジメント界で名を馳せる安藤俊介が、初めてカスタマーハラスメント(カスハラ)対策に特化した書籍を発表します。新刊『いますぐできる! 接客・サービス業のためのアンガーマネジメント』は、2025年6月2日にPHP研究所から発売される予定です。本書は、接客やサービス業に従事する人々が日々直面する理不尽な要求やハードクレームに対処するための具体的な手法を提供します。
書籍の内容と特徴
本書の大きな特徴は、時折無理難題を押し付けてくる顧客に対し、どのように心理的に対応すれば良いかを21の実際のケースを通じて解説している点です。安藤の経験をもとに、怒りの原因を理解し、適切に受け流すスキルを身につける方法が具体的に示されています。
現場で遭遇する場合を想定し、それぞれのシーンで取るべき言動や思考を詳細に記載。これによって自身を守るだけでなく、同僚や周囲の環境も守る術を学ぶことができます。
また、カスハラという社会問題に関しての背景知識も重要です。近年、カスハラは急激に社会での認知度が高まり、企業や行政が真剣に対策に乗り出してきています。安藤はこの状況に対し、「現在のカスハラ対策は、企業の存続にも関わる重要なテーマであり、適切な指導が求められる」と語っています。
オンライントークショーのご案内
新刊の発売を記念して、6月6日(金)14:30から15:30までの時間帯で、無料のオンライントークショーを開催します。このイベントでは、書籍の企画背景に加え、安藤が書籍内で未掲載の情報や、最近のカスハラに関するトピックスを取り上げる予定です。この機会にぜひ、関心を持つ方々に参加していただきたいと思います。
トークショーに参加するには、事前にZoomでの登録が必要です。登録後に、当日のアクセス情報が提供されますので、興味のある方は早めの申し込みをお勧めいたします。オンラインセッションは、業界の最新情報を学ぶ絶好の機会です。
安藤俊介の背景
安藤俊介は、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会の創設者であり、心理トレーニングを通じた個々の成長を支持しています。彼の活動は、近年日本国内外での影響力を増しており、多くの企業や教育機関で彼の理論に基づくプログラムが導入されています。
アンガーマネジメントは、1970年代にアメリカで開発された心理的トレーニングです。この技術を習得することで、私たち自身の怒りという感情を理解し、良好な人間関係を築く手助けをしてくれます。安藤は、その導入を日本でも広めることに尽力しています。
更に、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会が掲げる「怒りの連鎖を断ち切ろう」という理念のもと、怒りが連鎖する社会から脱却するための活動を推進しています。
おわりに
この新刊は、接客やサービス業に従事する人々にとって必読の書となるでしょう。カスハラ問題がヒートアップする中、企業は早急にこのテーマに取り組む必要があります。新しい視点と具体的な対策を学ぶために、ぜひ手に取って確認してください。