ビクセン新製品
2025-02-26 13:27:02

ビクセンが高性能天体撮影機器SDP65SS鏡筒とレデューサーを発売

ビクセンが新たに誕生させた高性能天体撮影機器



2025年3月11日、光学機器メーカー株式会社ビクセンが新しい天体撮影用の鏡筒「SDP65SS」及び補正レンズ「SDPレデューサー0.8×」の発売を発表しました。この新製品は、高品質な天体写真撮影を求めるユーザー向けに設計されており、フラッグシップモデルのVSDシリーズに迫る性能を持っています。価格は魅力的な330,000円(税別)で、これから天体撮影を始めたい方や性能向上を考えている方にとって、非常に手頃な選択肢となるでしょう。

SDP65SS鏡筒の特長



SDP65SS鏡筒は、天体撮影専用に設計されており、光学系はSDガラスや高屈折率のEDガラスを含む4枚構成です。これにより、色収差を大幅に低減し、フラッグシップモデルと同等の非点収差を実現しています。この優れた設計によって、天体画像が非常にクリアで美しいものになることが期待されています。

また、同製品は非常に高い像面平坦性を誇ります。たとえば、IC1805(ハート星雲)やIC1848(胎児星雲)の撮影データからも、その成果が伺えます。フラットナーレンズが不要でありながら、周辺星像の崩れを抑え、高レベルで補正されている点が大きな魅力です。

豊かな周辺光量



更に、SDP65SS鏡筒は口径食を極限まで低減し、光束の絞り方に工夫をされています。その結果、どのような撮影システムでも周辺光量が豊かで、特にフルサイズカメラを使用しても90%を超える光量を確保しています。この特長により、画像処理の負担が軽減されるため、周辺減光の心配も少なくなります。

新しいフォーカサー設計



ピント調整には、ラック&ピニオン方式を採用。これにより、カメラの重さに影響されることなく、スムーズなピント合わせが可能となります。また、電動フォーカサー(別売)との併用も可能で、使い勝手に優れた設計が施されています。さらに、目盛り付きのバーニャも装備されており、0.1mm単位での精密なピント合わせが可能です。

コンパクトさ



SDP65SS鏡筒は、長さ413mmとコンパクトな設計で、持ち運びに最適です。さらに、伸縮式フードを収納すれば359mmという更に短いサイズになり、旅行にも持ち運びやすい点も魅力です。

SDPレデューサー0.8×について



同日に発売される「SDPレデューサー0.8×」は、SDP65SS鏡筒の焦点距離を約0.8倍に短縮し、F値を5.5から4.4に改善します。これにより、イメージサークルはφ30mm(APS-C対応)で、最周辺光量は70%を確保しています。フルサイズカメラ使用時でも、星像のクオリティを保ちつつ、光量を効果的に得ることが出来るのです。

このように、双方向に互いを補完し合う新製品の発売は、これからの天体写真を愛する全ての人々に新たな可能性を提供することでしょう。天体撮影の新しいスタンダードとして、どのような作品が生まれるのか、今後が楽しみです。

製品詳細



  • - 商品名:SDP65SS鏡筒
  • - 発売日:2025年3月11日
  • - 価格:¥330,000(税別¥300,000)
  • - 製品コード:26202

  • - 商品名:SDPレデューサー0.8×
  • - 発売日:2025年3月11日
  • - 価格:¥44,000(税別¥40,000)
  • - 製品コード:26203

詳しい情報はビクセンの公式サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社ビクセン
住所
埼玉県所沢市東所沢五丁目17番地3
電話番号
04-2944-4000

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