オリコ、東京大学と共同による顧客ロイヤルティー研究の開始
株式会社オリエントコーポレーション(以下「オリコ」)は、東京大学大学院工学系研究科の大澤研究室と共同で顧客ロイヤルティーに関する研究をスタートさせることを発表しました。この研究は、オリコがデータ分析を用いて顧客との関係性を深めるための重要な一歩と位置付けられています。
研究の背景と目的
オリコは、クレジットカードや個品割賦の利用者を対象に、マーケティングやデータ分析を通じて顧客ロイヤルティーを向上させる取り組みを行っています。顧客のリピート利用を促し、エンゲージメントを強化することがその目的です。
一方、大澤研究室は、現在のデータ分析手法を駆使して新たな価値を見出すための研究に取り組んでおり、その方法はさまざまな業界や企業で広く活用されています。この二つの強力な組織が手を組むことで、より深い洞察が得られることが期待されています。
共同研究の詳細
今回の共同研究では、特にロイヤルカスタマーと非ロイヤルカスタマーの行動パターンを分析し、その違いの原因を究明します。具体的には、顧客の行動データをもとに、ロイヤルカスタマーの育成戦略や、離反リスクが高い顧客を見つけ出し、対策を講じることを目指します。
このプロセスを通じて、オリコは顧客ロイヤルティーを高め、離反を防ぐ施策を強化していく考えです。
期待される成果
共同研究から期待される効果には以下のようなものがあります。
- - ロイヤルカスタマーの育成: 購買行動や利用状況を分析することで、どのように顧客をロイヤルカスタマーへと育てていけるのかを探求します。
- - 離反リスク顧客の可視化: 離反の可能性が高い顧客を見つけ出し、早期に対策を講じることができるようになります。
これにより、オリコは2026年度にスタートする中期経営計画において掲げる「新たな体験価値提供を通じた顧客とのエンゲージメント強化」に向けた一助とすることができます。
データ活用による未来の顧客関係
キャッシュレスの進展が著しい日本において、様々な決済情報を駆使して顧客の行動を深く理解することは非常に重要です。オリコは最先端の学術研究を取り入れ、その知見をもとにキャッシュレス市場での顧客エンゲージメントの強化を推進していきます。
全国的な顧客ロイヤルティーの向上を目指し、オリコは今後とも顧客との関係性を重視し続ける企業であり続ける考えです。
企業情報
株式会社オリエントコーポレーションは、1954年に設立され、東京都千代田区に本社を置いています。その事業内容には個品割賦事業、カード事業、融資、銀行保証、決済事業など多岐にわたります。オリコは、新しい価値の提供を通じて顧客との関係を一層深めていくことを目指しています。