大阪・関西万博で未来の海を学ぶ貴重な体験
昨今、環境問題への関心が高まる中、唐津南高校の生徒と卒業生が関西万博会場の「BLUE OCEAN DOME」を訪れました。この取り組みは、海洋プラスチック問題や循環型社会に関する理解を深める絶好の機会となりました。
BLUE OCEAN DOMEとは
「BLUE OCEAN DOME」は、2050年までに海洋プラスチックごみをゼロにするという「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」を掲げいたまる施設です。このパビリオンでは、海洋資源の持続可能な利用と海洋生態系の保護についての展示が行われています。建築家・坂茂氏が監修したこの空間は、再生素材を駆使した持続可能な設計が特徴です。
現地での学びと体験
唐津南高校の生徒たちは、最新の環境建築と展示を通じて、自らの見識を広げることができました。特に、原研哉氏がディレクションした「人と海の循環と共生」をテーマにした体験型展示は、多くの刺激を与えました。この展示は、視覚的だけでなく、感情的にも生徒たちに強く響いたことでしょう。
「虹ノ松原プロジェクト」からの連携
今回の訪問は、前回の「対馬ウィーク」での連携をきっかけに実現しました。生徒たちはこのプロジェクトを通じて、海の環境保護に対する意識が高まったと感じています。加えて、サラヤ株式会社や対馬市のご協力により、より深い理解を促すプログラムが実施されました。
シンポジウムと制作活動
さらに、金沢美術工芸大学やサラヤ、唐津Farm&Foodのメンバーとのトークセッション「おとーしゃと波の想い」が開催されました。このセッションでは、漂着プラスチックを使ったアップサイクルの活動に加え、イベント参加者が願いを込めた「波絵馬」を制作。約300枚の波絵馬が地域に広まり、共感が生まれるきっかけとなりました。
未来へのメッセージ
唐津南高校の生徒たちが一堂に会し、共に学び合ったことは、非常に貴重な成果となりました。このような取り組みを通じて、次世代に環境教育の重要性を伝えることができるでしょう。主催者のサラヤ株式会社、対馬市、ZERI JAPANには心より感謝申し上げます。
唐津Farm&Foodと唐津南高校は、これからも資源循環と環境教育を軸に、持続可能な社会を築くための活動を推進していく所存です。
まとめ
大阪・関西万博を通じて、唐津南高校の生徒たちが学んだことは、海洋環境への配慮に向けた第一歩です。これからも地域と共に、次の世代へと知識を引き継いでいく努力が続けられるでしょう。
BLUE OCEAN DOME 公式HP
唐津Farm&Food 公式HP