三井屋工業が挑む製造革新
三井屋工業株式会社は、山形県米沢市に位置する東北工場の増設工事を完了し、2025年4月18日に竣工式を執り行いました。この増設は、同社が2012年以来進めている「セレンディップ・チャレンジ500」中期経営計画の一環で、新たな製造現場の発展を目的としています。
フューチャーファクトリーの実現
三井屋工業は今回の増設を通じて、「三井屋スマートファクトリー構想」をさらに進め、IoT(モノのインターネット)やDX(デジタルトランスフォーメーション)技術を駆使した未来型工場の実現を目指しています。その名も「ARK(安心して良品だけを高効率でつくり続ける)」という概念をもとに、革新的なものづくりを展開していきます。
増設の具体的内容
増設された東北工場の敷地面積は18,401㎡、建築面積は7,849.97㎡に達します。また、増設により生産体制は大きく強化され、より迅速に高品質な製品を顧客に届けることが可能になります。これにより、三井屋工業は顧客のニーズに細やかに応え続けることが期待されているのです。
竣工式の様子
竣工式には、同社の取締役CIO 髙村徳康氏や、三井屋工業の代表取締役社長 髙橋直輝氏をはじめ、多くの関係者が出席しました。参加者は、本プロジェクトに関わった全ての人々に感謝し、今後の事業の安全性と繁栄を祈願しました。これにより、次世代のものづくりがより一層発展することが期待されます。
人にやさしい工場への取り組み
本工場では、人の手から自動搬送ロボットへとシフトすることで、作業環境を改善し、より効率的かつ人に優しい工程づくりを実現しています。このような取り組みは、工場内の作業負荷を軽減し、製品の品質向上にも寄与するものと考えられています。
会社概要
三井屋工業株式会社の本社は愛知県豊田市にあり、1948年に設立。自動車内外装品の製造に特化しており、事業の拡大を目指しています。家庭用や商業用の多様なニーズに応えるため、さらなる技術革新を続ける企業として注目されています。
セレンディップ・ホールディングス株式会社は名古屋市に本社を構え、経営受託や事業再生、投資事業などを展開しているグループ企業です。
これからも三井屋工業がさらなる成長を遂げ、素晴らしい製品を提供し続けることに期待が寄せられています。