松井秀喜のいじめ対策
2019-08-26 11:01:54

元メジャーリーガー松井秀喜氏が立ち上げたいじめ・自殺防止プロジェクトの意義とは

松井秀喜氏が始めた「stand by you」プロジェクト



近年、いじめや自殺問題が深刻化しています。文部科学省の調査によれば、いじめの認知件数は2017年度に41万件に達し、過去最高を記録しています。また、厚生労働省のデータでは、19歳以下の自殺者数も記録更新が続いており、この深刻な状況に対する対策が求められています。

こうした背景のもと、元メジャーリーガーである松井秀喜氏が、日本財団HEROsと共同で「いじめ・自殺防止」プロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、いじめや悩みに困っている子どもたちを支援し、相談窓口の存在を広く知ってもらうことを目的としています。

プロジェクトの活動内容



1. 各種啓発動画の公開


2019年度には複数の活動が予定されており、まずは啓発動画の公開が行われます。特に自殺が多くなる9月1日を前に、アスリートやアーティストが参加する動画を制作。これを通じて、子どもたちに相談の重要性を伝えます。この映像の末尾には、実際の相談窓口が紹介されることで、視聴者が実践的な支援を受けられる窓口へアクセスできるようになります。

代表的な相談窓口

  • - こどもSOSダイヤル: 0120-0-78310(なやみ言おう)
  • - 文部科学省 こどものSOS相談窓口: mext.go.jp
  • - 自殺総合対策推進センター: jssc.ncnp.go.jp
  • - Mex(ミークス): 10代向け支援サービス検索・相談サイト me-x.jp

2. インタビュー記事の公開


9月20日には、アスリートが過去に誰かに相談し、困難を乗り越えてきた経験を示すインタビュー記事も公開予定です。これにより、学校や教育現場で配布されることで、他の子どもたちが助けを求めるきっかけとなることを狙います。

3. シンポジウムや研究会の実施


また、シンポジウムや研究会も複数回行われ、教育関係者や研究者と連携し、いじめの問題について真剣に議論し、具体的な解決策を模索します。

松井氏の思い


松井氏はこのプロジェクトを通じて、「今、この瞬間、いじめに苦しんでいる子どもたちがいます。その子たちに寄り添い、支えられる存在になりたい」との強い意志を示しています。彼自身も過去には怪我や苦しい時期を経験しており、周囲のサポートによって乗り越えてきたことから、彼の言葉には重みがあります。

結び


「stand by you」プロジェクトは、いじめや悩みを抱える子どもたちが信頼できる大人に相談しやすい環境を整えることを目指しています。松井氏の活動により、より多くの子どもたちが助けの手を差し伸べられる、そんな社会を実現していきたいと思います。日本財団HEROsとともに、今後の活動から目が離せません。

会社情報

会社名
一般社団法人てとり
住所
東京都江東区亀戸3-12-3-601
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 日本財団 いじめ防止 松井秀喜

Wiki3: 日本財団 いじめ防止 松井秀喜

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。