株式会社コラビットが新たに特許を取得
2025年4月2日、東京都港区に本社を構える株式会社コラビットが中古マンションの階数および方位による価格差を算出する新しい価格推定処理に関して特許を取得しました。これにより、国内の不動産市場において、より正確で透明性の高い価格査定が可能になると期待されています。
特許取得の概要
取得した特許は特願2025-061510で、発明の名称は「情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム」。この技術によって、従来の不動産価格査定の難しさが解消され、マンションの階数や方位といった属性による価格の違いを可視化し、納得感のある査定が実現します。
この特許処理は、以下のような特長を持っています:
1.
エリアごとの特徴を反映:階数や方位による価格差を、物件や地域の特性を考慮して可視化できる。
2.
最新データの反映:市場の直近のトレンドを考慮した価格差を出力可能。
3.
個別性を重視:場合に応じて新築時の価格指数表を活用し、物件ごとに特化した価格差を算出することができます。
新技術の利点
この新しい査定技術の導入により、査定書や比準価格の説明がより明確になり、査定業務に対する信頼性が向上します。特に、不動産業界においては、従来の経験則や勘に頼るケースが多かったため、データに基づいた客観的な判断ができることにより、ユーザーは安心して不動産取引を行うことができるでしょう。
エキスパートのコメント
開発者の谷口卓哉氏は「階層格差や方位による価格差を算出することは非常に難易度の高い作業でしたが、この特許により査定価格の透明性が高まると考えています。今後も不動産業界の活性化に寄与していきたい」とコメントしています。
コラビットの事業展開
株式会社コラビットは、AI査定サービス「HowMa」の開発・運営を行っており、その技術を多くの不動産会社に提供しています。具体的なパートナーには、野村不動産ソリューションズやパナソニックなど名だたる企業が名を連ねています。
コラビットの目的は、使用することで誰もが安心して不動産を売却できる環境を整えることです。特にAI査定の分野で業界のリーダーとなり、中古物件の年間流通額を現在の4兆円から2030年までに5兆円に引き上げることを目指しています。
会社概要
- - 会社名: 株式会社コラビット
- - 代表取締役: 浅海剛
- - 所在地: 東京都港区芝浦1-13-10 第三東運ビル8F
今後も、コラビットは不動産市場において革新を追求し続け、より多くの取引者が安心して取引ができる環境の構築を目指していきます。