縫製工場が誕生させた新たなアウトドア必需品
大阪府門真市に位置する北次株式会社は、創業65年を誇る歴史ある縫製工場。2020年に新たに登場した「テント型フードカバー」は、レトロな蝿帳(食卓カバー)をアウトドア向けにリニューアルした商品です。この製品はキャンプやバーベキューを楽しむ際に、虫や埃から食材を守るためのユニークなアイテムとして位置付けられています。
1. テントのようなデザイン
テント型フードカバーは、まるで小さなテントのような見た目が特徴的です。正面や側面には開閉式のデザインが施され、さらに天窓も設けられています。これにより、キャンプならではの雰囲気を演出しつつ、食材をしっかり守ることができます。色はスタンダードなグリーンやその他3色も用意されており、選ぶ楽しさもあります。
2. 虫や埃からしっかり防護
このフードカバーは、縦横45㎝、高さ27㎝の大容量サイズで、さまざまな食材をカバーすることができます。内側にはメッシュ素材を使用した窓があり、中身を確認しながら使えます。また、風によって飛ばされないように設計されたおもりもついているため、雨や風の日でも安心です。さらに、床からの虫の侵入を防ぐためのスカートデザインも施されています。
3. 環境に優しいアイテム
北次株式会社は、環境問題にも配慮し、食品包装用ラップの使用を減らすことができるアイテムとして「テント型フードカバー」を開発しました。ナイロンやメッシュという難易度の高い素材を用いて、全工程を国内で手作業で行い、丁寧に仕上げています。これにより、多くの環境資源が無駄なく使用されます。
利用シーンの多様性
このフードカバーは、キャンプやバーベキューだけにとどまらず、家庭での食卓カバーとしても大変便利です。ペットがいる家庭では、いたずら防止アイテムとしても機能します。ワンタッチで開け閉めできる使いやすさは、日常的な食事の場面でも役立ちます。コンパクトに収納できる専用ケースも付属していますので、持ち運びにも便利です。
背景にある思い
昭和の時代に普及した蝿帳は、近年では使用頻度が減少しています。北次株式会社では40年以上も蝿帳を生産してきましたが、その生産量は当時の3割にまで減少してしまいました。そこで「キャンプも楽しめるフードカバー」という新たなアイデアが生まれたのです。キャンプ愛好者の社員が提案し、この製品の開発が始まりました。
企業としての自立と未来
北次株式会社は、コロナ禍の影響を受け業界全般が困難に直面している中、自社ブランドの立ち上げを決意しました。この製品の開発を通じて、同社は企画力や技術力をさらに高め、これからもクオリティの高い布製品を提供し続けていく方針です。
製品情報
- - 内容物: フードカバー本体、おもり2本、収納ケース
- - 本体寸法: 閉じた時 45㎝×8㎝、開いた時 45㎝×45㎝×27㎝
- - 重量: 本体160g
- - 素材: ナイロン、ファイバー樹脂
テント型フードカバーは、今後のキャンプライフを一層充実させるアイテムとして、多くの人々に愛用されることが期待されています。詳細はクラウドファンディングサイトmakuakeにて確認可能です。