スカイゲートテクノロジズ、KIIからの追加出資で防衛技術を強化

2023年、慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)が、防衛やセキュリティに関するサービスを提供するスカイゲートテクノロジズに対して、第三者割当増資による追加出資を行いました。この資金調達による総額は10億円に達し、フィールド属する国家安全保障の課題解決を目指していると発表しました。

スカイゲートテクノロジズの進化

スカイゲートテクノロジズは、「存続可能性に関する課題を解決する」を企業理念として、地域及び社会の防衛力向上に注力しています。特に、急変する国際安全保障情勢の中で同社の持つ技術力は、非常に重要な意味を持ちます。

日本では、2022年に政府が策定した国家防衛戦略に基づき、日本の防衛力は新たな高みを目指しています。地元および国際情勢の変化を受け、ハード及びソフトの両面で防衛費の増加が目指されています。このような時代にあって、スカイゲートテクノロジズは特に注目される企業といえるでしょう。

新たなステージへ

スカイゲートテクノロジズは、2025年に航空自衛隊から受注した「宇宙システムに関するセキュリティ標準ガイドラインの作成」を含むプロジェクトを進めています。この新しい資金調達により、同社はより一層の技術投資及び事業開発を進めることを目指しています。

最近の世界情勢から見ても、防衛技術は国際的な信頼性を確立するために不可欠な要素となっています。日本における民間企業の関与がますます重要になる中で、スカイゲートテクノロジズの成長が期待されます。

KIIについて

慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)は、2015年に設立され、主に慶應義塾大学の研究成果を活用したスタートアップの支援を行っています。特に、2020年からは「その研究が、その発明が、そのイノベーションが、社会を変えるまで」をモットーに、新興企業へのリード投資を強化し、様々な社会的課題を解決するイノベーションを支援してきました。

最近、KIIは大学発のインパクトファンド「KII3号インパクトファンド」を設立しました。このファンドは、地域社会を含め、さまざまな人々に健康で幸福な生涯を送ってもらうことを目指しています。また、金銭的なリターンを確保しながら、ポジティブかつ測定可能な社会的、環境的なインパクトの創造に貢献することを目指しています。