加賀FEI、最新版CGI Studioを発表
加賀FEI株式会社が新たに開発したHMI開発ツール「CGI Studio」の最新版3.15がリリースされました。このバージョンでは、音声認識AIやワイヤーフレームサポートをはじめとした数々の機能改善が行われており、ユーザーにとってより直感的で効率的な開発が可能になります。
主なアップデート内容
ワイヤーフレームサポート
最新のCGI Studioには、ワイヤーフレーム表示機能が追加され、設計時に通常の表示とワイヤーフレームを簡単に切り替えられます。また、ワイヤーフレームデータをアセットとして出力できる機能も搭載されており、開発の柔軟性が大幅に向上しました。
マスク付きブラーエフェクト
新たに追加されたマスク付きブラーエフェクトにより、注目したい要素、例えばアイコンやテキストをより効果的に際立たせることが可能になりました。周辺の背景をぼかすことで、視覚的な焦点を明確にし、ユーザーに訴えるデザインを実現できます。
Smart Importer機能の強化
Adobe PhotoshopやFigmaからのデータを自動的に割り当てるSmart Importerは、本バージョンでさらに機能拡張が行われました。これにより、より迅速にUIデザインを進めることができるようになり、設定作業の手間を大幅に削減できます。特に、Figmaレイアウトの自動適用やフォントの置換オプションが追加されたことで、使い勝手は向上しています。
音声認識AIの統合
加賀FEIは、米国のSoundHound AI社と提携し、音声認識AIをCGI Studioに統合しました。この機能により、自然言語での音声操作が可能になり、25以上の言語に対応しています。最新のSpeech-to-Meaning技術に基づいて、複雑な指示もリアルタイムで解釈され、ユーザーが求める直感的な操作を実現します。
CGI Studio Connectorの導入
データ統合機能も抜本的に改善されたCGI Studio Connectorが新たに導入されました。これにより、複雑なデータ型や動的イベントに対して、汎用的なインターフェースが提供され、開発者が扱いやすい環境が整いました。
Professional Editionの利便性
新しいCGI Studio Professional Editionでは、Linuxベースのターゲット用にビルド済みのPlayerと、データモデルへのPython経由のアクセスを提供します。これにより、開発者はより迅速にプロジェクトに取り組むことができ、HMI開発の敷居が下がります。専用のドキュメントやサンプルも充実しており、初めての方でも取り組みやすくなっています。
開発への広範な応用
加賀FEI株式会社は、CGI StudioとともにUI Conductorなどのオーサリングツールを提供しており、自動車やプリンター、デジタルカメラ、建設機械など、さまざまな機器に広く採用されています。今後も多くの場面でCGI Studioの新機能が役立つことが期待されています。
無償体験版の提供
興味がある方は、無償体験版の申し込みが可能です。CGI Studioの新機能をいち早く体験してみてはいかがでしょうか。公式サイトのリンクをご参照ください。
加賀FEI公式サイト
無償体験版の申し込み
以上、HMI開発を加速させる加賀FEIの新たな取り組みをご紹介いたしました。新しいCGI Studioが、ユーザーの期待に応える素晴らしいツールとなることを願っています。