小中学生の休み時間に関する調査結果
ニフティ株式会社が運営する子供向けサイト「ニフティキッズ」にて、2023年1月22日から2月17日にかけて行われた「休み時間の過ごし方」に関するアンケート結果が発表されました。この調査には2,095人の小中学生が参加し、彼らが休み時間に対して抱いている感情や過ごし方について明らかにされています。
休み時間を好きな理由は?
調査結果によると、88.4%の小中学生が休み時間を「好き」と感じている一方で、「嫌い」と答えた学生も少なくありません。嫌いな理由を尋ねると、その38%が「ぼっちでつまらない」という孤独感を訴えています。この数字からは、多くの子どもたちが社会的つながりに苦しんでいる様子が伺えます。
休み時間の過ごし方
授業の合間の短い休み時間では、8割以上が「友だちと話す」ことを選びました。次に「トイレに行く」と続き、特に中学生の間では勉強をする時間が増えていることが特徴です。さらに、長めの休み時間の過ごし方についても多くが友人と話すことを挙げましたが、その傾向は教室内に留まることが多く、子どもたちは外で遊ぶ機会が限られていることがわかります。
孤独感と休み時間の過ごし方
休み時間が「嫌い」と感じる子どもたちの多くは、その理由として「ひとりぼっち」と答えています。周囲の騒がしさや友だちとのコミュニケーションの圧力も苦痛と感じるようです。具体的には、「普段は友だちと話すけど、孤独だと何もする気がない」といった声もあり、他の子どもたちとの交流がないと楽しめないという実態が浮かび上がりました。
また、学校によっては、長めの休み時間に外で遊ぶことが義務づけられているところもありますが、これは特に小学生に見られ、約16%がこのルールに従っていると答えています。外で遊べない場合、友だちとのおしゃべりが主な活動となるようです。
雨の日の過ごし方
興味深いことに、雨の日の長めの休み時間も「友だちと話す」という回答が最も多かったです。このことは、天候にかかわらず、対人関係が休み時間の過ごし方において重要な要素であることを示しています。
もっと休み時間が大事?
調査結果の中には、もし休み時間がもっと長かったらどう過ごしたいかと尋ねる質問もありました。ここでも、「友だちとお菓子を食べたい」「家に一度帰ってリラックスしたい」といった意見が多く寄せられています。子どもたちは、休み時間によりリラックスして過ごすことや、楽しむための時間を切に願っている様子が見受けられます。
まとめ
今回の調査は、休み時間に対する子どもたちの感情や、その過ごし方についての貴重なデータを提供してくれました。子どもたちの多くが休み時間を楽しみながらも、孤独感を感じているという結果は、学校環境や友人関係への新たなアプローチが必要であることを示唆しています。今後は、より良い休み時間を作るための取り組みが求められています。
ニフティキッズについて
「ニフティキッズ」は、2002年からの子供たちを対象としたオンラインサービスで、子どもたちの安全なインターネット利用促進や、相談窓口などを提供しています。