ベッセルホテル開発が新たな業務システムを導入
2023年、ベッセルホテル開発㈱は、業務の効率化を目指して催促自動化SaaS「コンプル」を導入しました。このシステムは、ホテルの支配人や副支配人が必要となるさまざまな業務依頼の管理を自動化するもので、従来の手法による負担を大幅に軽減しています。
導入の背景
ベッセルホテル開発では、各ホテルの支配人や副支配人が業務の進捗を100%管理しなければならない課題が存在しました。前のシステムでは、業務依頼や進捗確認が手動で管理されており、メールや電話での催促に多くの時間を費やしていました。このため、本部と現場の両方にとって精神的・時間的な負担が大きくなっていました。
特に、未対応の業務依頼が数多く存在し、これらに対する催促が無駄な手間を生んでいました。支配人や副支配人は忙しい日常業務の中で、重要な依頼が埋もれがちだったため、業務の効率が悪化していました。
コンプル導入の決め手
コンプルの導入に際して、いくつかの要素が決定打となりました。まず、SaaS製品を初めて利用する法人として、その使いやすさが高く評価されました。新たなアプリケーションのインストールが不要であり、支配人及び副支配人はすぐに利用を開始できる点が便利です。また、本部のスタッフも直感的にシステムを操作できるため、習熟度を求められない点が大きな魅力でした。
導入後の成果
コンプルを導入したことで、業務の効率が格段に向上しました。期限内のタスク完了率は従来の80%から約90%に引き上げられ、従来必要だった催促業務の手間が削減されました。実際、初月から40件の依頼が行われ、現時点で月に90件を超える依頼が行われています。この自動化により、タスクの期限内完了が定着し、多忙な支配人や副支配人への催促の連絡が不要となりました。これによって、彼らの心理的な負担も大幅に軽減されています。
利用者の声
コンプルの導入に際し、支配人や副支配人からの質問も少なかったと言います。スムーズに利用が広がり、業務効率が向上したことに関して感謝の声が多く聞かれています。経理部の部長 石黒和男氏は「これまでの業務を円滑に進めるためのツールが整備され、タスクをスムーズに進めることができている」と語りました。マーケティング部の大山重俊氏も「業務が効率化され、締切内でタスク完了が容易になったことに感謝しています」と語っています。
未来への展望
ベッセルホテル開発では、今後も業務の自動化を進め、より良いサービスを提供していくことを目指しています。コンプルによる自動化は、単に業務の負担を軽減するだけでなく、従業員一人ひとりの生産性を向上させるツールとしての役割も果たしています。日々、業務に追われている現場の支配人たちにとって、コンプルは非常に心強い味方となるでしょう。これからの展開が楽しみです。