高齢者介護施設調査
2019-11-07 16:26:27
介護施設の利用実態と高齢者のニーズに迫る調査結果
近年、高齢化の進展に伴い、介護施設の需要が増加しています。この背景を受けて、LIFULL介護は「介護施設の利用検討者」に関する実態調査を実施しました。その結果、介護施設の利用を検討している対象者の大半は80歳以上であり、特に85歳から89歳の層が27.7%を占めるという清明な結果が示されています。
調査によると、要介護度が低い方(要支援1や要介護1、2)の中でも、認知症症状を持つ割合が約半数に達することがわかりました。つまり、介護施設に入居希望の高齢者の多くは軽度の要介護者でありながら、心の健康に配慮が必要な認知症の傾向が見られることが明らかになりました。
さらに、入居対象者のうち65.3%は半年以内に入居したい意向がある一方で、認知症症状がある方も多いため、今後の介護政策に対して家族は敏感になっていることが浮かび上がっています。
ただし、政府が進めている介護保険法の改正において、要介護1や2の方が給付から外される可能性が指摘されています。こうした施策は家族にとって不安材料となり、特に金銭的な負担が増加する懸念があるため、注意が必要です。介護保険料の引き上げや、サービスの質に対して家族がもたらす影響は計り知れません。
このような状況の中で、LIFULL介護は全国38,000件以上の介護施設情報を提供し、家庭が最適な選択をできるよう支援しています。具体的な施設選びの際には、各自治体の制度や利用条件を良く理解することが重要です。
また、調査結果は今後の介護施策に対する重要な指標となるでしょう。特に、高齢者が認知症を抱えて要介護度が低いという現実が多くの家族や社会システムに新たな課題をもたらすことは間違いありません。介護施設探しにおける家族の選択肢の幅を広げると同時に、質の高い介護サービスが提供され続けるよう多方面での連携が求められます。
また、LIFULL介護が運営する情報メディア『tayorini』では、介護についての最新情報や体験談が配信されていますので、積極的に活用し、正しい情報のもとでの判断を行うことが介護への不安を軽減する一助となるでしょう。
今後ますます高齢化社会が進む中で、私たちが直面する課題に対して、個人及び社会全体でどのように向き合っていくかが試される時代になっているといえます。
会社情報
- 会社名
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株式会社LIFULL senior
- 住所
- 東京都千代田区麹町1-4-4
- 電話番号
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03-6774-1616