世界とつながる学び
2025-11-18 11:26:03

早稲田佐賀中高が提案する「世界とつながる学び」とその影響

早稲田佐賀中学・高等学校の「世界とつながる学び」講演会



2025年11月10日、早稲田佐賀中学・高等学校で特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト(代表:中村雄一)による「世界とつながる学び」講演会が開催されました。このイベントは中学生と高校1年生を対象に行われ、主題は「“学問”が世界を変える? 平和をつくる仕事のキャリアナビ」というものでした。

講演の中では、国内外の教育支援の実例が紹介され、教室での学びが将来的にどのように平和や社会問題の解決に寄与するのか深く考察されました。特に、サステナ部による海洋プラスチックを再利用したキーホルダーの取り組みが紹介され、「戦後0年」という厳しい状況にあるシリアに届けられることが強調されました。

この取り組みは、早稲田佐賀の生徒たちが国際的な視野を持ち、世界に対する自分たちの役割を再確認する重要な機会となりました。生徒たちにとって、遠い国の問題は他人事ではなく、実際に自分たちも行動を通じてその一部となることができると気づくことができたのです。

サステナ部の取り組みとその影響



講演会では、サステナ部が取り組んできた海洋プラスチックの活動や、シリアでのキーホルダー使用の様子がビデオで紹介されました。それにより、参加した生徒たちは、先輩たちが行動を起こしている事実を知り、自分も社会を助けられるかもしれないと感じることができました。彼らは「世界とつながることは特別な人にしかできないことではない」と認識し、日常の中でも「自分の得意なことを活かして、他の人を助けることができるのではないか」と考えるようになったのです。

なかよし学園の中村代表は、「今学ぶ英語や社会、理科の知識が他者の命や未来を守るために使われるとしたら、君たちは何をしたいですか?」と問いかけ、生徒たちに学問の意義を再考させる刺激となりました。生徒たちはこの講演を通して、学びが持つ力について考え、共感を生み出しています。彼らの行動が、戦後復興が道半ばのシリアに光を提供したのです。

ワークショップの実施と未来図



講演会の後には、高校1年生を対象とした「SDGsカルタ制作ワークショップ」が行われました。このワークショップでは、生徒たちが日本語だけでなく英語を交えて、SDGsや平和をテーマにした言葉を考え、日常や地域への願いを絵に描きました。これにより、教科書の中の内容を一人称で語れるものへと変え、学びが深まっていったのです。

生徒の中には自分の趣味を取り入れて独自のカルタを作成する者や、得意な分野を活かして創造的な作品を生み出す者もおり、多様な才能が反映されたカルタが完成しました。このカルタは2025年12月にカンボジア、2026年1月にシリア、さらに2月に南スーダンで平和・人権・環境教育の教材として使われる予定です。彼らのメッセージが、遠く離れた国の同世代に届くことで、国際協力への片思いが育まれています。

講師陣の声と今後の展望



学校の教員である上田先生は、「生徒たちが本当に“世界の架け橋”になりうる姿を見た」と語り、早稲田佐賀における学びが未来の国際交流に繋がることを願っています。平野先生も、生徒たちが学ぶ意欲を刺激されたと実感し、「誰かの役に立つために学ぶ」意識が芽生えてきたと気づいています。

なかよし学園プロジェクトは、今後も「願う平和」から「行動する平和」へと進化させるためのCoRe Loopモデルを導入しており、早稲田佐賀はその一環として国際的なフィードバックを重視しています。生徒たちは、今後も学院からの学びを踏まえ、世界のどこでどのようにその行動が生かされるかを知ることで、持続的な学びを続けていくことでしょう。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト
住所
千葉県松戸市小金原4-14-14
電話番号
047-704-9844

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