ネットプロテクションズが大塚商会の新サービスに掛け払いを導入

ネットプロテクションズが大塚商会へ新決済サービスを提供

株式会社ネットプロテクションズは、株式会社大塚商会が提供する新たなWebサイト「たのめーるアドバンス」に、企業間決済の効率化を図る「NP掛け払い」を導入することを発表しました。このサービスにより、中堅・中小企業でもスムーズに契約や請求を管理できるようになり、業務の効率化が期待されます。

市場背景と課題

近年、国内の企業におけるIT投資は減少傾向にあるものの、依然としてクラウドサービスやSaaS（サービスとしてのソフトウェア）などの分野では成長が見込まれています。このような中で、中堅・中小企業は多様な商材やサービスを採用するようになり、契約や請求の管理が複雑化しています。その結果、営業や経理部門の負担が増大しているのが現状です。

大塚商会は、長年にわたり中堅・中小企業のIT活用を支援してきた企業で、多様な製品やサービスを提供しています。しかし、各事業ごとに異なる顧客IDや請求口座が存在し、これがビジネス展開を阻む要因となっていました。そこで、さらなる事業の拡大に伴い、顧客接点を一元化する必要が出てきたのです。

新たな統合サービスの導入

大塚商会は、こうした課題に対応するために「たのめーるアドバンス」を立ち上げました。このWebサイトでは、新規会員の登録からITソリューションの申し込み、契約の管理に至るまでをワンストップで行うことが可能になります。

ここで「NP掛け払い」が採用された理由は、与信審査から請求、回収業務までを一括で行えるからです。この導入により、業務フローが整理され、次のようなメリットがあります。

1. 請求・支払い手続きを包括的に管理
2. 営業や経理スタッフの業務効率が向上し、本来の業務に集中できる
3. 顧客企業が安心してスムーズに取引を行えるようになる

これらの施策を通じて、大塚商会のさらなる成長に寄与することが期待されています。

NP掛け払いについて

「NP掛け払い」は、企業間取引を対象にした後払い決済サービスです。このサービスにおいては、売り手企業と買い手企業の間に立ち、与信から請求書の発行、代金の回収といった業務を代行します。これにより、売り手企業は業務をDX化し、より本業に専念できる環境を整えることができます。未回収リスクに対する保証もあり、経営基盤の安定化が図れます。

また、独自の与信審査により、個人事業主を含む広範な事業者に対し、99%という高い与信通過率を実現し、掛け売りの柔軟性を提供します。これにより、販路が拡大し、売上向上も見込まれています。買い手企業にとっても、掛け払いを利用することでキャッシュフローが改善されるという利点があります。

企業情報

ネットプロテクションズは、後払い決済サービスを提供する株式会社で、2000年に設立されました。本社は東京都千代田区に位置しており、各種決済において広範なサービスを展開しています。気になる方はこちらをご覧ください。また、ネットプロテクションズホールディングスは、東証プライム上場企業で証券コード7383を持っており、信頼性の高い企業です。

今後のビジネスシーンにおいて、今回の新サービスが中堅・中小企業の成長を後押しする新たな道筋になることが期待されています。