西武鉄道『Laview』
2019-02-26 18:09:44

西武鉄道の新特急『Laview』、大日本塗料の高輝度塗料を採用

西武鉄道の新特急『Laview』デビュー



2019年3月、西武鉄道が現行の「ニューレッドアロー」を25年ぶりに刷新し、新型特急「Laview(ラビュー)」をデビューさせました。この新しい車両は、世界的な建築家である妹島和世氏がデザインを手がけ、
"今までに見たことのない新しい車両"をコンセプトに設計されています。

高輝度塗料『スーパーブライトNo.2000』の採用



特に注目すべきは、車両外装に大日本塗料の「スーパーブライトNo.2000」(以下S/B2000)が採用された点です。S/B2000は、これまで自動車の内外装部品に使われていた製品であり、鉄道車両への採用は今回が初めてです。この高輝度金属調塗料は、メッキ仕上げのような外観を持ち、都市や自然に溶け込むデザインが求められるLaviewの魅力を高めています。

鉄道業界の新たな挑戦



近年、人口減少の影響で乗客数が減少している鉄道業界は、高級感のある車両の導入に力を入れています。具体的には、着席可能な通勤特急や観光振興を狙ったテーマ列車など、新たな顧客単価の引き上げ策が模索されています。その中でS/B2000のような高輝度金属調塗料がニーズを集めているのです。

DNTは約2年の間、実車試験塗装を行い、デザイナー妹島氏のビジョンに最も近い仕上がりを実現するための努力を重ねました。これにより、Laviewの車両外装への採用が実現しました。

S/B2000の特徴と多用途展開



S/B2000は、従来の金属調塗料に比べて塗装面が非常に平滑で高輝度な仕上がりを誇ります。この高級アルミ粒子を用いた薄膜塗料は、優れた密着性を持ち、クロムメッキの代替としても機能します。環境規制の影響で国内メッキ工場が減少している中、低コストで金属的な質感を求める市場の需要に応える存在となっているのです。

さらに、今後は自動車の内外装部品や弱電製品など、さまざまな分野への展開を計画しています。これにより、S/B2000を用いた高輝度な外観が求められる場面での販売拡大を目指す考えです。

セミナー開催について



また、2019年4月中旬には東京デザインセンターにて、妹島和世氏を招いての『意匠力アップセミナー』が開催予定です。このセミナーでは、Laviewのデザインや、S/B2000の技術について詳細に説明される予定です。参加申し込みは3月上旬から開始されるとされており、興味のある方は早めの申し込みをおすすめします。

まとめ



新型特急Laviewは、革新的なデザインと高輝度塗料の融合により、鉄道業界に新たな風を吹き込んでいます。その魅力的な外観のみならず、さまざまな分野への展開が期待されるS/B2000の今後にも注目です。

会社情報

会社名
大日本塗料株式会社
住所
大阪府大阪市中央区南船場1丁目18-11SRビル長堀
電話番号
06-6266-3103

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