泉涌寺の秋の早朝特別拝観
京都市東山区に位置する御寺、泉涌寺にて、2025年の秋に特別な早朝拝観が開催されます。これは毎週月曜日、11月3日から12月29日まで行われ、静かな朝のひとときを楽しみながら、歴史的価値のある文化財や美しい庭園を鑑賞する絶好の機会です。
特別拝観の魅力
この早朝拝観では、重要文化財である『楊貴妃観音像』の内陣参拝が最も注目されます。この木像は、寛喜2年(1230年)に湛海律師によって請来されたもので、その鮮やかな朱赤・金・深緑の彩色は、約800年を経た今も美しさを保っています。観音像は美人祈願の神として、多くの信仰を集めており、今回の特別な機会には『心身美麗祈願』が行われます。
参拝の流れ
拝観は午前8時から始まり、最大20名までの人数制限があります。僧侶の案内のもと、仏殿や御座所も見学可能です。また、拝観料金には早朝拝観料と一緒に、特製の『らいちの金平糖』が含まれています。これは楊貴妃がライチを好んでいたとの言い伝えに由来するものです。
■ 早朝特別拝観概要
- - 実施日時: 2025年11月3日(月・祝)~12月29日(月)毎週月曜日午前8時~9時15分
- - 参拝料金: 3,000円(特製お土産付)
- - 集合場所: 泉涌寺 大門前
美しい秋の庭園
また、泉涌寺の名園である御座所庭園では、秋の紅葉が見頃を迎えます。朝日を浴びた朱や黄金の葉は、静謐な境内を美しく彩り、訪れる人々に驚きと安らぎをもたらします。この美しい景色を存分に楽しみながらの拝観は、心の洗濯にもなりそうです。
限定特別御朱印
さらに、秋季限定の特別朱印『楊貴妃観音 心身美麗』も授与されます。こちらは1,000円の授与料が必要ですが、参拝の記念としてはもちろん、個性的なお土産としても喜ばれるでしょう。
御寺、泉涌寺の歴史
泉涌寺は由緒ある寺院で、から四条天皇以来、皇室の御菩提所としての役割を果たしています。江戸時代以降は、歴代天皇や皇后の陵墓も境内に設置されました。そのため、全国で唯一「御寺(みてら)」の称号を賜る格式ある場所です。これからの令和8年には、開山俊芿律師八百年御遠忌を迎えることもあり、多くの信仰の場としての役割をこれからも担っていくでしょう。
アクセス情報
泉涌寺へのアクセスは、JR・近鉄・地下鉄の「京都駅」からタクシーで約10分、またはJR奈良線・京阪電車の「東福寺駅」から徒歩20分です。行きたい方は事前に予約をして、特別な体験をぜひお楽しみください。
お問い合わせ先
公式ウェブサイト:
泉涌寺
電話: 075-561-1551
泉涌寺の特別な早朝拝観にぜひ足を運び、心ゆくまで秋の美しさを堪能してください。