遠隔医療がマラソンに初導入!
2024年9月29日に北海道の網走市で開催される「オホーツク網走マラソン2024」。この大会では、リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」が導入されることが決定しました。他のマラソン大会で例のない試みで、参加者の健康を全力でサポートします。
このシステムは、ウィーメックス株式会社が提供し、日本赤十字社北見赤十字病院と連携して導入されます。過去のマラソン大会では、心臓発作などの緊急事態が発生したこともあり、医療体制を強化する必要があったため、この実証実験が公に行われることとなりました。
医療体制の強化
本大会では、北見赤十字病院が設置した美岬救護所に「Teladoc HEALTH」が配置されます。これにより、ゴール地点と本部救護所が遠隔でつながり、迅速な医療対応が可能になります。また、ドクターカーにも「Teladoc HEALTH TV Pro 300」が搭載され、コース上での応急処置に役立てられます。これにより、現場の医師と連携を強化し、いざという時の医療提供をスムーズに行います。
大会長の期待
大会長である網走市長の水谷洋一氏は、「Teladoc HEALTHの導入によって、傷病者への迅速かつ的確な対応が強化されることを期待しています」と語っています。この言葉からも、参加者の安全を最優先に考える意図が伺えます。
北見赤十字病院の院長、荒川穣二氏も、「大会が10回目を迎える中で、コースの高低差による医療提供体制の強化が課題でした。参加者が安心して走れるよう、全力でサポートを行います」と述べています。
遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」について
「Teladoc HEALTH」はオンラインを介して、遠隔地にいる専門医が患者の状態を把握し、現場にいる医療従事者に指示を出すことができるシステムです。可動範囲が広く、持ち運びにも便利で、超音波やその他の医療機器とも接続が可能で、迅速な情報共有が助けとなります。
健康を守る新たな取り組み
ウィーメックス株式会社は、「Teladoc HEALTH」を通じて様々な医療現場での実績を持つ企業です。本大会での活用により、一般市民のイベントにおいても医療体制が強化されることになります。これまで、周産期医療やへき地医療での活用が主でしたが、これを機に新たな貢献領域が広がることが期待されます。
今後もウィーメックス社は、地域社会に寄り添った医療提供を行い、安全なイベントの運営に寄与し続けることでしょう。お客様の健康と安心を支える新しい医療の形に注目が集まります。
まとめ
2024年のオホーツク網走マラソンでの「Teladoc HEALTH」の導入は、これまでにない医療体制の変革を象徴しています。参加者が安心して挑戦できる環境づくりに貢献するこの取り組みは、今後のイベントでも広がりが期待されています。