人・ロボット・AIが織りなす新たな自動化のかたちとは

自動化の新たな地平を目指して

最近、製造業を中心にAIやロボット技術を駆使した自動化が進んでいます。しかし、完全自動化が理想とされる一方で、現場にはさまざまな課題が存在します。その中で注目されるのが、人・ロボット・AIの共存を前提にした「ちょうどよい自動化」です。今回は、こうした最新のトレンドを扱ったウェビナーをご紹介します。

自動化の需要とその課題

製造業を取り巻く環境は急速に変化しています。少子高齢化に伴う労働力の減少や、製品ライフサイクルの短縮が企業に対し、生産性の向上とコスト削減を求めています。これに対し、多くの企業は完全自動化を目指そうとしています。しかし、完全な自動化が決して容易ではないことも実情です。

多くのケースで、AIの精度やロボットの操作性に課題が残り、期待していた費用対効果を発揮できない現場も散見されます。これが故に、多くの企業は自動化を進める中で一時的な選択として人手と思考を求められる場面が増えてきています。

「Remolink」の提案

ウェビナーでは、ロボットの遠隔操作クラウドサービス「Remolink」を通じて、「ちょうどよい自動化」の新たな形を提案します。「Remolink」は、100%の自動化と100%の人手作業の間に位置する選択肢を提供します。このサービスは、状況に応じてロボットと人の役割を巧みに分担し、最適な業務プロセスを実現します。

Remolinkの特長

1. 半自動化の導入: 繰り返し作業や重労働をロボットに任せ、判断が難しいタスクは人がサポートするバランスが取れた運用が可能です。
2. 全体を支えるクラウドサービス: 業務アサインやアカウント管理など、ロボットの遠隔操作にとどまらない多機能を持つサービスです。
3. 人材マッチング機能: リモート操作を支える人材と企業をつなげる新たながサービスも提供し、人件費の見直しを促進します。

TDSE Eyeの活用

さらに本ウェビナーでは、TDSE株式会社が提供する外観検査AIソリューション「TDSE Eye」の実践的な活用事例も紹介します。このソリューションは教師なし学習AIを利用して、少量の画像データから高精度の異常検知モデルを構築することが可能です。

原材料のばらつきや多様な異常パターンにも柔軟に対応できるため、現場での運用が容易です。また、検査対象が変更された場合でも、簡単なWebインターフェースで新たなAIモデルを作成し、実践的な運用が実現します。

TDSEは、DXコンサルティングやデータ分析に加え、幅広いAI活用支援を行ってきた企業です。AIを用いた不良原因の分析や設備故障予知といった多くのソリューションを通じて、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。