金融市場向け新技術
2025-06-03 11:46:20

日本の認証技術がインドの金融市場で新たな挑戦を開始

日本の新技術、インド市場に進出



株式会社PAY ROUTEは、2025年6月1日より、インドのDMCバンクにおいて一般ユーザー向けの認証システム「RC-Auth」を導入しました。このRC-Auth技術は、主にワンタイムパスワード(OTP)では対処できないセキュリティ問題の解決を図り、インドのフィナンシャルシステムに新風を吹き込む取り組みとなります。

RC-Authの導入背景



DMCバンクは、Kadamba Intrac Private Limitedのグループ会社であり、オンラインバンキングサービスを提供しています。今回、RC-Authの導入にあたり、すでにグループ内の人材管理ソフトやコンテンツ管理システムにおいて実績を重ねてきた技術が、一般ユーザー向けにも展開されることになります。

RC-Authは、秘密鍵と公開鍵を用いた双方向認証技術で、ユーザーに安全で安心な決済や認証機能を提供することが可能です。この技術の導入により、一般ユーザーはDCMバンクのブラウザ版ログインおよび設定金額を超える送金時にも、より強固なセキュリティ環境を享受できるようになります。

インドにおけるセキュリティ課題



インドでは現在、オンラインバンキングでの送金においてOTP認証が必須とされています。しかしながら、依然としてハッキングやフィッシング詐欺の被害が相次いでおり、より安全な認証手段の導入が求められていました。これを受けて、DMCバンクのオーナーであるAnantkumar Hegde氏がPAY ROUTEの提供するRC-Authに注目した背景には、個人情報を安全に保護しながら、ユーザーがストレスなく決済を行える環境を構築したいという思いがありました。

クマール氏は、RC-Authのメリットについて以下のようにコメントしています。「クレジットカード情報を含む個人情報が盗まれるリスクを回避し、従来よりもセキュリティの高いログインや決済が実現できる強みがあります。OTPのような二段階認証の必要がなくシームレスで、ユーザーにとって非常に使いやすいと感じます。」

PAY ROUTEの今後の展望



PAY ROUTEは2025年6月から、ISO27001の取得を目指して動き出しています。また、インド国立決済公社からの認証取得も視野に入れています。さらに、FIDAMBAグループが展開するEコマースサービスでもRC-Authの導入を進める計画をしており、一般ユーザー向けサービスでのRC-Authの開始はインドのフィナンシャルセキュリティの向上に寄与する重要なステップとなります。

将来的には、日本とインドの技術連携を一層強化し、RC-Authと決済システムを連携させたサービス「ROUTE PAY」の展開を目指しています。この取り組みは、消費者が安価で安全なオンラインサービスを利用できる社会の実現に資するでしょう。

会社概要



  • - 社名:株式会社PAY ROUTE
  • - 所在地:大阪府大阪市北区堂島1-1-25 新山本ビル6F、東京支社東京都港区赤坂3-13-3 赤坂セントラルビル2F
  • - 設立:2011年4月
  • - 代表者:田川 涼
  • - 資本金:2億170万円
  • - 事業内容:クレジットカード決済およびオンライン決済事業、セキュリティ開発及び決済ソリューション開発事業
  • - URLPAY ROUTE


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会社情報

会社名
株式会社PAY ROUTE
住所
大阪府大阪市北区堂島1-1-25 新山本ビル6F
電話番号

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