自動車用雹カバーが日本初上陸！新たな防災用品誕生の背景

雪国の災害対策が進化！自動車用雹カバーの誕生

この3年間、日本は記録的な雹災害に見舞われ、多くの自動車が被害を受けました。特に2023年夏には群馬県での降雹が大手損保会社に280億円もの損失をもたらしたことが報じられ、その影響は計り知れません。これを受け、株式会社WazaCoverは画期的な『自動車用雹カバー』を開発し、2025年1月7日に行われる展示会でその性能を披露します。

雹害から守る新技術

自動車用雹カバーは、野球ボール大の雹からも車体を守ることができる衝撃緩衝材を使用しており、軽量で耐風性にも優れたデザインが特徴です。このカバーは、雹アラートが発令された際に素早く装着することが可能で、実際に国を問わず展開を目指しています。

展示会では、軽自動車用とコンパクトカー用の2種類が展示され、実際の装着方法や性能を体験できる機会が提供されます。群馬県の顧客2万人へ試験運用として配布されたカバーも含まれており、既に多くの利用者の期待が寄せられています。

深刻化する自動車の雹害

2023年に行われたJU群馬オートオークションでは、駐車場の900台が雹による被害を受け、『雹害車』としてオークションにかけられました。この状態は深刻で、群馬県では自動車の修理に1年から2年待ちという状況が続いています。自動車を愛する多くの人々にとって、この雹害は喫緊の課題です。

WazaCoverの挑戦

WazaCoverは、市場のニーズに応えるべく、雹カバーの開発に全力を注いできました。新しい企業とのタッグを組み、現役大学生を中心にした若いチームが、各種テストを重ねて商品化を実現。特に工業試験では、300N（約30kg）以下の衝撃力を抑えることができる試作を重ね、多くの知見を得ることができました。これにより、実用性の高い製品が生まれました。

展示会情報

自動車用雹カバーの発売を記念して、2025年1月7日にJU埼玉オートオークションで展示会が開催されます。

- 日時： 2025年1月7日 9:00〜14:00
- 会場： JU埼玉オートオークション

埼玉県さいたま市岩槻区笹久保新田田中谷535

- 公式サイト

この展示会では、雹カバーがどのように装着され、どれだけの保護性能を持っているかを実際に体験することができます。自動車を守るための革新的な技術の進歩を目にし、その可能性を感じ取っていただければと思います。

会社の概要

株式会社WazaCoverは、2024年12月20日に設立され、若いメンバーが中心となり運営されています。『Made in Japan』の精神を持ちながら、世界中の自動車メーカーと連携し、さまざまなタイプの車両に対応した製品展開を行っていく予定です。今後の展開に注目が集まります。

このような革新的な製品が、日本の自然災害に対抗する力を高め、一人でも多くの人々が安心して自動車を利用できる未来へとつながることを期待しています。