App AnnieがFacebook広告への対応を開始
App Annie(アップアニー)は、2014年9月16日に自身のAdvertising AnalyticsプラットフォームがFacebook広告に対応したことを発表しました。これにより、アプリパブリッシャーは自らのデータにAPI経由でアクセスし、これをカスタムシステムや社内ソリューションに容易に取り込むことができるようになります。
アプリ市場の競争と広告分析の重要性
現在のアプリ市場は競争が激化しています。このため、アプリパブリッシャーにとって成功するアプリを開発し、効果的に宣伝することは簡単ではありません。アプリの収益を最大化するためには、包括的な視点から広告戦略を見直すことが不可欠です。App Annieはそうしたニーズに応えるため、Advertising Analyticsを通じて、アプリパブリッシャーに統合的な広告データとアプリストアにおけるダウンロード・収益の全体像を提供しています。
このプラットフォームによって、アプリパブリッシャーは広告キャンペーンの効果を分析し、結果としてアプリの成功を促進するための重要なインサイトを手に入れることができます。
Advertising Analyticsの機能
Advertising Analyticsは、全ての主要なアプリストアとFacebookを含む28種類の広告プラットフォームに対応しており、アプリパブリッシャーはCTR(クリックスルー率)、CVR(コンバージョン率)、eCPI(効果的インストール単価)、インストール数など、さまざまなアプリインストールのメトリクスを追跡可能です。この新機能により、広告の効果がアプリのダウンロードや収益に与える影響を詳細に測定できます。
App AnnieのCEO、Bertrand Schmitt氏は「Facebookは広告主に対して大規模かつ質の高いオーディエンスを提供する、モバイル広告における重要なプレーヤーです。Advertising AnalyticsがFacebook広告に対応したことは非常に喜ばしいことで、これはアプリパブリッシャーのユーザー獲得を最適化するための重要な手段となります」と語っています。
API経由の利用が可能に
さらに、アプリパブリッシャーは近い将来にAPIを通じてAdvertising Analyticsにアクセスできるようになり、社内システムへのデータの取り込みが一層便利になります。具体的には、以下の項目にアクセスできます:
- - キャンペーンリストおよび特定広告プラットフォームの収入情報
- - 各キャンペーンの収入リスト
- - 広告費用、収入、インプレッション、クリック数、インストール数の詳細データ(広告プラットフォーム、国、期間別)
このように、Advertising Analyticsはアプリパブリッシャーにとって、広告戦略を見直し、最適化するために不可欠なツールとなります。App Annieは、アプリ市場における重要なインサイトを提供することで、多くの企業の意思決定をサポートしています。
App Annieについて
App Annieは、アプリやデジタルコンテンツの分析と市場データの分野における業界スタンダードを確立している会社です。そのプラットフォームはアプリ事業者やマーケッター、機関投資家に対して、アプリ市場の動向を把握し、より良い意思決定を可能にするデータを提供しています。現在、App Annieはトップ100のアプリパブリッシャーの約90%に利用されており、600億件以上のダウンロードと170億米ドル以上の収益を追跡しています。
公式サイト:https://www.appannie.com
本件に関する問い合わせは、App Annie Japanの広報担当までご連絡ください。電話番号:080-3750-4341