日本旅行と中能登町の新たな連携
株式会社日本旅行(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小谷野悦光)は、石川県中能登町(町長:宮下為幸)と観光資源や地域文化を活用し、地域経済の活性化を目的とした包括連携協定を締結しました。この協定により、観光促進や関係人口の拡大に向けた新たな取り組みが期待されています。
中能登町の魅力
中能登町は能登半島の中部に位置し、自然豊かな環境と古来からの伝統文化が色濃く残る町です。観光面では、古墳が数多く存在し、特に弥生時代の杉谷チャノバタケ遺跡からは日本最古のおにぎりの化石が発見されており、歴史的な価値が高いとされています。また、町の特産であるどぶろくは、世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」で作られた自然栽培米を使用し、地域の農業者によって生産されています。
連携の背景
日本旅行と中能登町との関係は、2021年から始まりました。その当時、ワクチンの集団接種会場運営や移住定住イベントの実施などを通じて、交流が生まれました。双方は、この関係を基に、さらに中能登町の魅力を発信するための協力体制を整えることを決定しました。
連携協定の内容
協定には以下の項目が含まれています:
1.
観光振興および関係・交流人口の拡大
2.
地域文化・伝統的まちなみの保全と利活用
3.
スポーツイベントを通じた地域経済の活性化支援
4.
海外との人・文化の交流促進
5.
滞在及び体験型の可能性調査検証事業
6. その他、
Well-Being幸福度向上や特色ある産品づくりに関すること
この協定によって、観光だけでなく、地域経済や文化の幅広い発展が期待されています。また、2026年1月には「どぶろく研究大会」の開催が予定されており、これを契機とした地域振興も目指されます。中能登町の豊かな自然と文化を体感することで、訪れる人々はその魅力に触れることができるでしょう。
協定締結式
12月24日、中能登町役場において協定の締結式が行われました。中能登町の宮下町長と日本旅行の小谷野社長が出席し、今後の協力体制を確認しました。この連携を通じて、観光業だけでなく、地域全体の振興にも寄与することが期待されています。地域の活性化に向けての新しい一歩が踏み出されました。今後の取り組みが、地域にどのような変化をもたらすのか、注目が集まります。