オクトモアの新たな挑戦、15シリーズが遂に発売開始
スコットランドのアイラ島に位置するブルックラディ蒸留所から、待望の新たなエディション『オクトモア 15シリーズ』が登場しました。このシリーズは、スーパーヘビリーピーテッドのシングルモルトウイスキーで物語を紡ぎ出しています。9月25日(水)から日本での出荷が開始されるこの新商品は、3つのエディションから成り立っています。その中には「オクトモア 15.1 スコティッシュ・バーレイ」、「オクトモア 15.2 ヨーロピアン・カスク」、そして「オクトモア 15.3 アイラ・バーレイ」が含まれています。
オクトモアは、2008年に誕生し、“ウイスキーの聖地”とも称されるアイラ島のブルックラディ蒸留所で生まれました。その特異なキャラクターから多くのファンを魅了し、ウイスキー界での地位を確立しています。特に、テロワールを重視した栽培方法を採用しており、スコットランドの大麦麦芽のみを用いて五年間熟成されます。
「オクトモア 15シリーズ」の中でも、特に注目されるのは「オクトモア 15.3」です。このエディションは、307.2ppmという驚くべきフェノール値を持ち、強烈なピート香が漂います。アイラ島のオクトモア農場で育まれた大麦を使用し、独自のテロワールを表現しています。熟成には、ファーストフィルバーボン樽と、スペインのヘレスで熟成されたファーストフィルオロロソシェリー樽を使用しており、その結果、生まれる味わいは圧倒的です。
「オクトモア 15.1」は、基軸となるエディションで、スコットランド産の大麦を100%使用。ファーストフィルバーボン樽とリチャーリングしたエクスバーボン樽で熟成され、ピートスモークが深く香ります。その香りは、キャラメルや柑橘系のフルーツを思わせるものです。
「オクトモア 15.2」は、セカンドフィルのワイン樽とバーボン樽で熟成され、さらにファーストフィルのコニャック樽にリカスクしています。このプロセスにより、複雑さと優雅さが生まれています。香りには甘い柑橘やアーシーなスモークが感じられ、バランスがよく絶品です。
オクトモアの設立からの哲学は「量より質」。この理念の下、持続可能な栽培方法が取り入れられており、現在ではCO2排出量削減が進められています。ブルックラディ蒸留所は、スコッチウイスキーとジンの蒸留所として初めてBコーポレーションの認証を受け、持続可能な取り組みを推進しています。
ブルックラディのシングルモルトウイスキーは、単なる酒ではありません。それは、テロワールの恵みをしっかりと瓶に詰め込んだ、力強いメッセージを持つ製品です。オクトモア15シリーズは、その一環として、ウイスキーの新たな可能性を切り開く挑戦でもあります。これからも目が離せないアイテムで、ウイスキー愛好家にとって見逃せない逸品となるでしょう。手作りにこだわって作られるこのウイスキーに、多くの期待が寄せられています。ぜひその贅沢な味わいを体感してみてください。