地球と生きものの未来を考える新刊
神戸市中央区に位置するAQUARIUM×ART átoa(アトア)では、2025年8月1日(金)より新しいワークブック『アトアで考えるSDGs BOOK』の販売を開始します。この冊子は、訪れる人たちがSDGs(持続可能な開発目標)に関する理解を深める手助けをすることを目的としており、特に校外学習や修学旅行での利用を想定して制作されました。
『アトアで考えるSDGs BOOK』の内容とは?
本冊子では、アトアで飼育されている生き物や展示に焦点を当て、希少な淡水魚の保全活動、絶滅の危機にさらされている生物の現状、プラスチックごみによる海洋汚染、そして温暖化対策としてのブルーカーボンなど、現代が抱える環境問題について考察しています。これらの情報は、イラストや写真を通して視覚的にも楽しむことができ、五感を通じて環境問題についてより深く理解することができます。
また、本冊子は生き物や地球環境への興味を引き出し、未来のために私たちにできることを考える契機となることを期待しています。
価格と販売場所
『アトアで考えるSDGs BOOK』は、500円(税込)で販売され、アトア館内の3階にあるátoa LABショップで購入可能です。この商品は中学生以上を対象としていますが、誰でもお買い求めいただけます。
神戸観光局との連携
アトアは神戸観光局が進める『KOBE SDGs 探究プログラム』にも参画しています。このプログラムでは、教育旅行向けの新しい導入ツールとして、SDGsや探究学習、キャリア教育に関する様々な活動が展開されます。アトアでは、館内の展示を通じたグループワークや職員によるSDGsの取り組み事例の説明が行われ、実施時間は平日の9:30から17:00の間で、約3時間かかります。参加可能人数は30名から150名までで、参加費用は一人あたり3,600円です。
学びの教材『AQUARIUM×STUDY』も好評
中学生や高校生向けに設計された『AQUARIUM×STUDY』というワークシートも販売しています。この教材は、アトアの館内を巡りながら解答を見つける内容で、絶滅危惧種や環境問題について親しみやすいイラストとコラムで紹介しています。販売価格は300円(税込)で、同様に中学生以上推奨ですが、誰でも購入可能です。なお、アトアを訪れる学校団体向けには、無料で提供しているとのことです。
未来をつなぐアトアの役割
アトアは生き物や自然の重要性を次世代に繋げるため、学びのツールとして様々な取り組みを行い続けています。今後も、さらなる教育プログラムや資料の開発に注力し、地域の子供たちとともに地球環境について考える機会を提供していくことでしょう。アトアを訪れる全ての人々が、地球と生き物の未来について意識を高め、行動に移していけるきっかけ作りを目指します。
アトアの詳細や最新情報は、公式ウェブサイトをご覧ください。