スライド生成AI「ReDeck」が東京リージョンへ全面移行
株式会社ストリームラインが手がけるスライド生成AIサービス「ReDeck」が、2023年11月26日(水)から海外リージョンから東京リージョンへ全面移行することになりました。これにより、ユーザーのデータ処理が日本国内で完結するため、情報セキュリティの強化が期待されています。特に官公庁やエンタープライズ企業にとって、データの保管場所や送信先が国内で完結することは、今後ますます重要な課題となっています。
東京リージョン移行の背景と意義
これまでReDeckは、データの保管先としてセキュリティの高いAWS(Amazon Web Services)の東京リージョンを採用してきました。しかし、AIが生成するデータの送信先が海外であることは、機密情報を取り扱う組織にとって大きなリスクとなります。したがって、今回この送信先も東京リージョンに移行することにより、お客様のデータが保管から生成時の送信先に至るまで全て日本国内で管理される体制を整えました。
この移行によって、セキュリティやガバナンス要件が厳しい組織でも、安心してサービスを導入できるようになります。なお、データがAIのモデル学習に使用されることは一切ありませんので、この点も安心して利用いただけます。また、顧客側での設定変更は不要という利便性もポイントです。
「ReDeck」とはどんなサービスか
「ReDeck」は、スライド資料を迅速に生成するためのAIサービスです。「再び」を意味する「Re」と、「資料」を表す「Deck」という言葉を組み合わせたネーミングは、効率的な資料作成のプロセスを象徴しています。
具体的には、既存のパワーポイント資料のひな形と、資料に載せたい情報を組み併せることで、新たなパワーポイント資料を生成します。このプロセスにより、資料の構成やデザインはひな形を流用し、文章は自動生成されるため、従来の方法と比べて大幅に作成時間を短縮できます。実際、ユーザーテストの結果では、ReDeckを利用することで資料作成の時間が平均で50%も削減できることが確認されています。
利用シーンと料金
「ReDeck」を活用することで、例えば過去のA社向け提案書を基にB社向け提案書を一気に作成することが可能です。提案内容を迅速に再構成することで、新規顧客の開拓を加速することができます。また、過去のホワイトペーパーを基に新たなホワイトペーパーを量産することもできるため、コンテンツマーケティングの強化にも寄与します。
利用料金は月額36,000円で、3アカウントを含みます。正式版リリースに合わせて、2週間の無料トライアルも実施中ですので、詳細は公式サイトをご確認ください。
会社情報
株式会社ストリームラインは2016年に設立され、ビジネス資料作成の効率化を目的に多くのサービスを提供しています。この7年で1,000社以上の支援を行っており、その実績も評価されています。今後も更なるサービス向上を目指していくとのことです。