兵庫県立芸術文化センターで新たな物語が繰り広げられる!
2025年10月、兵庫県立芸術文化センターは開館20周年を迎え、特別公演『明日を落としても』が上演されることが決定しました。今回は、演出を手掛ける栗山民也さんと豪華キャスト陣が一同に集まり、深いメッセージを持つ舞台が実現します。
この舞台は、創業80年を誇る老舗旅館を舞台に、1995年の阪神・淡路大震災と30年後の2025年を行き来する物語です。主人公である桐野雄介は、自身が経営する旅館でアルバイトをする神崎ひかると出会い、過去の自分を重ね合わせながら彼女にボクシングを教えることになります。その中で二人の間には様々な出来事が待ち受けており、震災の影響も色濃く反映されています。
壮大なテーマを持つ舞台
舞台『明日を落としても』は、当たり前の日常のありがたさや、生きていることの尊さを描いています。阪神・淡路大震災を背景に、何度でも立ち上がることの大切さを訴えるこの作品は、現代に生きる私たちへのメッセージとも言えます。
演出の栗山民也氏は、兵庫県立芸術文化センターとの強い結びつきを持ち、過去にもいくつかの公演を手掛けてきました。彼の言葉によれば、「土地の記憶」や「人間の記憶」を重視し、この舞台を通じて未来を見据えることが大切であると語っています。特に震災後の復興の重要性を強調し、その背景にある人々の想いや歴史に目を向けることがこの舞台の核心です。
豪華キャストの多彩な魅力
出演者もまた注目すべき存在です。俳優の佐藤隆太は、幅広いジャンルでの活躍を見せており、今回の作品でも彼の独自の演技が期待されています。牧島輝や川島海荷、酒向芳なども、各々のフィールドで卓越した業績を残してきた実力派。彼らが集まることで、舞台にさらなる深みが加わることでしょう。
演出家としての楽しみだけでなく、個々のキャストがどのように息を合わせ、新たな物語を紡いでいくか注目です。特に若い世代の役者たちが中心に位置することで、彼ら自身の人生とも重わるテーマを感じ取ることができるでしょう。
公演詳細とチケット情報
『明日を落としても』は、2025年10月11日から16日まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで公演され、その後東京でも上演が予定されています。チケット料金は一般8,500円、U25が2,500円というリーズナブルな価格設定です。また一般発売は2025年の7月19日から開始予定。
多くの方々に、舞台を通して感じてほしいメッセージが詰まった『明日を落としても』。ぜひ劇場でその目で確かめてください。
公式サイトやSNSでの最新情報もお見逃しなく、期待が高まるこの公演に是非ご注目ください。