アキレスが環境配慮型フィルム『ペコラソフト』シリーズを発表
アキレス、新シリーズ『ペコラソフト』で環境配慮を推進
アキレス株式会社が新たに発表した環境配慮型フィルム『アキレス ペコラソフト』が、いよいよ10月1日より全国で販売開始されます。このシリーズには、バイオマス成分が25%以上のポリオレフィン系フィルム『アキレス ペコラソフト-25B』と、10%以上のバイオマスを含む塩化ビニルフィルム『アキレス ペコラソフト-10B』の2製品がラインナップされており、環境への影響を大幅に低減しています。
1. 環境への挑戦
温暖化の進行が問題視される中、日本政府も2050年までのカーボンニュートラル達成を目指しています。その流れを受け、アキレスはプラスチック製品の環境負荷軽減に向け、再生可能な資源を使用したバイオマスプラスチックの開発を進めています。『アキレス ペコラソフト』は、その一環として誕生しました。
2. 商品特長
(a) ペコラソフト-25B
このフィルムは、植物由来の原料を活用し、25%以上のバイオマス度を達成しています。全光線透過率も90%以上を実現し、透明性が求められる用途にも最適です。熱融着や高周波ウェルダー溶着にも対応可能で、様々な加工方法が取れるのも特長です。
(b) ペコラソフト-10B
一方、『ペコラソフト-10B』は柔軟性や耐水性に優れ、全光線透過率は85%を誇ります。塩化ビニルを基材としているため、従来のフィルムと同様の加工適性を持ちながらも、バイオマス成分を採用することで環境への配慮を実現しています。
3. 環境負荷を低減する取り組み
アキレスは、バイオマス原料を使用することで、製品のライフサイクル全体でのCO2排出量削減に貢献しています。また、ポリ塩化ビニル樹脂はリサイクルが可能であるため、使用済み製品の再利用と新たな製品の創出が促進されます。
4. ブランド名の由来
新シリーズ名の「ペコラ」は、プラスチック(plastic)の「P」とエコロジー(ecology)の「ECO」を組み合わせた造語です。アキレスはこのブランド名に、環境への配慮をした製品作りへの想いを込めています。
5. 今後の展望
アキレスは、環境配慮型技術や製品の開発に引き続き取り組んでいく意向を示しています。2050年のカーボンニュートラル達成に向け、さらなる革新を目指していくでしょう。
この新シリーズが、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となることを期待したいです。