こどもの日の実態
2019-04-18 11:00:14
こどもの日を知らない子どもが半数近く!その意味を考える新たな提案
「こどもの日」を知らない子どもたち
最近の調査から、驚くべき事実が明らかになりました。それは、日本の子どもたちの約半数が「こどもの日」の存在を知らないということです。しかも、この調査は教育評論家の親野智可等氏が推進する「ほめ写プロジェクト」によって実施されたもので、主に4歳から12歳の子どもとその親600組を対象に行われました。
日本の祝日法では、「こどもの日」は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」とされています。しかし、実際の調査結果を見ると、子どもたちのあまり知らないイベントであることが判明しました。調査によれば、26%は「あまり知らない」、19.8%は「まったく知らない」と回答しており、合計で45.8%の子どもが「こどもの日」を認識していないのです。
親の理解不足も浮き彫りに
さらに、親たちに対しても調査が行われ、驚くべきことに、3割の親が「こどもの日」の意味を知らないと回答しました。おまけに、約52.8%の親は「こどもの日に何もしていない」と答えています。その理由を尋ねると、「特別な日だと思わない」「何をすればいいかわからない」という声が多く見られました。
こどもの日が大型連休の中に位置づけられているため、親たちが他のイベントに意識を奪われがちで、子どもたちを祝う気持ちが薄れてしまっているのかもしれません。
ほめられることの重要性
興味深いのは、子どもたちが「もっとほめられたい」と感じていることです。約90.4%の子どもが「ほめられたい」と回答しており、現代の子どもたちは自己肯定感を育む機会が不足していることが明確になりました。このことは親に対しても向けられた問いで、「子どもの頃にもっとほめてほしかった」と多くの親が願っている結果となりました。
このような実態を受けて、親野氏は「こどもの日こそ、子どもをほめよう!」と提案しています。特別な日を通じて、子どもたちが自分の存在価値を再確認できるよう、親が積極的にほめてあげることが重要だと語っています。彼の提案は、単に「ほめる」だけでなく、子どもたちの人格を尊重し、彼らの良さを認めることを重視しています。
ほめ写プロジェクトとは
ここで、「ほめ写プロジェクト」の概要を説明します。このプロジェクトは、子ども向けの写真を飾ってほめることを通じて、自己肯定感を高める新しい子育て習慣を提唱しています。親野氏は、自身の教師経験をもとに、実際に子どもたちと向き合って気づいた点からこのプロジェクトをスタートさせました。調査を通じて、自己肯定感が高い家庭には、子どもが飾られた写真が多いことに注目しました。
また、親野氏は現代社会における子どもたちの心身のケアについても言及しています。大型連休の終わりは、子どもたちにとって気持ちが不安定になりやすい時期ともいえます。そこで、親が子どもに対して肯定的な言葉をかけることで、彼らの精神的な安定を図ることができると述べています。
連休の始めに撮った写真を振り返りながら、「楽しかったね」「一緒にいられてうれしい」と声をかけることで、子どもたちにポジティブな影響を与えることが期待されています。
結論
この調査から浮き彫りになった「こども」の日を知らないという現実は、今後改善が求められる重要な問題と言えます。親たちも、ただ休みを楽しむだけでなく、子どもたちを称賛する特別な日としての意義を再認識し、アクションを起こすことが大切です。これを機に、みんなで「こどもの日」の本当の意味を学び、実践していくことが求められています。高まる自己肯定感を通じて、未来の子どもたちがもっと輝ける社会を築いていきたいものです。
会社情報
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ほめ写プロジェクトPR事務局
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- 東京都港区赤坂4-15-1 赤坂ガーデンシティ14F
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