関西国際未来コンソーシアムが発足
大阪・関西万博のレガシーを持続可能な形で継承し、未来を見据えた新たなプロジェクトが始動しました。その名も「関西国際未来コンソーシアム(仮)」。この取り組みは、夢洲を拠点に関西全域を水でつなぎ、アートと環境再生による「アート&バイオリージョン」の実現を目指しています。
万博レガシーの継承
万博では「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げていました。今後、この理念を基に環境、文化芸術、観光、経済、防災、教育が交わる持続可能な国際協働のプラットフォームを構築していくのです。
このコンソーシアムは、政策や学術の有識者で構成されています。これにより、万博の精神を未来資産として活かし、知的社会インフラの構築を進めます。具体的には、学術・文化・政策の3つの側面が統合され、新しい価値創造を目指すわけです。
主要プログラムの概要
「関西を水でつなぐアート&バイオリージョン」というコンセプトには、特に注目すべきプログラムが盛り込まれています。まず、国際芸術祭の開催が挙げられます。これは「ヴェネチア・ビエンナーレ」のように各国からパビリオンが参加するスタイルで、創造的な取り組みを国際的に共鳴させることを目指しています。
さらに「100年の森」プロジェクトでは、夢洲の環境整備と共に、多文化共生を推進しつつ、観光資源としての価値も高める計画が進められています。また、Expo Reuse Projectでは、万博の際に使用されるアートや資材を再利用し、その収益の一部が未来の世代支援に活かされる予定です。
知識の拡充と持続可能な教育
この未来コンソーシアムはESD(持続可能な開発のための教育)を取り入れた教育カリキュラムを国内外の大学や研究機関と協力して展開します。未来の課題を理解し解決するためのフィールドワークや国際ワークショップを実施し、地球規模の問題に関心を持つ人材の育成を図ります。
未来の展望
2025年度にはガバナンス設計や協賛・出展のヒアリングを開始する予定です。2026年度には国際芸術祭のプレ企画や、地球の森の整備に向けたプログラムも始動します。これらの取り組みを通じて、関西地域が国際的な文化の交差点として進化し、持続可能な社会を形成していく姿が描かれています。
お問い合わせについて
関西国際未来コンソーシアム(仮)事務局へのお問い合わせは、メール(
[email protected])または電話(06-6467-8656)で受け付けています。取材や画像提供が必要な場合は、事前の連絡をお願いします。
今後、関西の未来に向けた新たな価値を生み出すこのコンソーシアムから目が離せません。