データセンター運用管理強化
2011-06-07 11:00:02
CTCテクノロジーとパンドウイット、データセンター運用管理に新ソリューション導入
近年、データの処理量が急増し、それに伴いデータセンターの物理インフラ運用管理の重要性が高まっています。伊藤忠テクノソリューションズのグループ企業、シーティーシー・テクノロジー株式会社(以下、CTCT)とパンドウイットコーポレーションが共同で、新たな運用管理ソリューションを展開します。
この取り組みは、パンドウイットが開発した物理インフラ管理ソリューション(PIM™)を活用し、データセンターの効率化を図るものです。具体的には、配線、電源、温度等の運用管理をリアルタイムで行うことが可能になります。両社はこのソリューションを6月8日から導入し、今後3年間で売上3億円を目指しています。
クラウドコンピューティングの進化や、仮想化によるサーバ集約の普及により、データセンター内のIT機器の使用環境も変わっています。この変化により、物理インフラの管理は今まで以上に大きな課題となってきました。過去には、物理層の運用管理が軽視され、その結果、ネットワークダウンなどのリスクが増大していました。
パンドウイットの提供するPIM™は、そのような課題を解決するための強力なツールです。リアルタイムでの監視を実現し、システムダウンのリスクを抑えるだけでなく、人為的なミスも大いに軽減します。障害発生時には、LED通知により現場での迅速な確認が可能になるため、効率的な対応が期待できます。また、既存のネットワーク管理ツールとの統合も可能なので、ユーザーにとって利便性が高い点も特長の一つです。
PIM™の特徴としては、接続管理や電力消費量の管理、環境の監視が挙げられます。これらの情報を可視化することで、最適なリソース配置が可能となり、キャパシティプランニングの精度も向上します。特に、韓国では1000ポート以上の大規模サイトでの実績があり、業務効率化を実現した例が多数あります。
この提携を通じて、CTCTはデータセンターにおける運用管理の効率化だけでなく、金融や通信事業者などの重要なインフラを支える企業のニーズにも応えていきます。両社が持つ技術力を結集させ、データセンターの整備から運用管理へと至るまで、一貫したサービスを提供することで、企業のデジタルトランスフォーメーションを後押しします。
さらに、CTCTは、ユーザーに対して高い技術力をもってサポートを行い、全国約100ヵ所のカスタマーサービス拠点から常にシステムの安全運用を支援している企業です。一方、パンドウイットは、フィジカルインフラの最適化に向けた製品開発を行い、業界での先進的な立ち位置を確保しています。両者の強みを生かし、データセンター運営を効率化することが今後の重要な課題です。
この協業により、IT業界全体の運用管理がよりスムーズになり、データセンターの価値が一層高まることが期待されます。企業が直面する物理インフラの課題を解決するための新しいモデルが誕生することになるでしょう。今後の展開にぜひご期待ください。
会社情報
- 会社名
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パンドウイットコーポレーション日本支社
- 住所
- 東京都港区港南2-13-31品川NSSビル
- 電話番号
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03-6863-6000