企業のプライバシーガバナンスセミナーがDX時代の企業価値向上の鍵に

企業のプライバシーガバナンスセミナー

2021年7月20日、経済産業省、総務省、そして一般社団法人日本情報経済社会推進協会（JIPDEC）が共催する「第1回企業のプライバシーガバナンスセミナー」がオンラインで開催されます。このセミナーは、急速に進展するデジタルトランスフォーメーション（DX）時代において、企業がどのようにプライバシーへの取り組みを進め、企業価値を向上させるかを探る重要な機会です。

本セミナーでは、2020年8月に公表された「DX時代における企業のプライバシーガバナンスガイドブックver1.0」の概要が解説され、その実践例として、プライバシーガバナンスに関して先進的な取り組みを行っている企業の事例が紹介されます。具体的には、株式会社NTTドコモ、株式会社日立製作所、参天製薬株式会社から取り組みの詳細が報告され、有識者からの講評も予定されています。

プライバシーガバナンスの意義

企業のプライバシーガバナンスとは、企業がプライバシーに関する問題を適切に管理し、信頼を確保することで企業の価値を高める構造を築くことを指します。経営者がこの取り組みに積極的に関与し、組織全体でプライバシーに対する意識を高めることが求められています。特に、DXが進む中でプライバシー問題に関する取り組みは企業の競争力の一因ともなり得るのです。

セミナーでは、個人情報保護委員会の事務局から最新の法制度に関する情報や、サイバーセキュリティに関する講演も行われ、企業が現在直面している課題について深く理解を深めることができます。