きゅうり新品種「ノエボ」
2024-07-01 11:45:10

久留米原種育成会、きゅうり新品種「ノエボ」を2024年8月発売!

きゅうり業界に新風を!久留米原種育成会が「ノエボ」を発売



福岡県久留米市の株式会社久留米原種育成会は、きゅうり種子の品種開発に特化した企業として、長年独自の技術で新たな品種を生み出してきました。2007年に発表した「輝世紀」は、宮崎県を中心に販売され、ロングセラー品種として親しまれています。

今回発表された「ノエボ」は、スペイン語で“新しい”を意味する言葉で、同社の進化を象徴するネーミングです。同社は「ノエボ」に、きゅうり業界に新しい風を巻き起こしてほしいという願いを込めています。

「ノエボ」は、西南暖地で盛んな「つる下ろし栽培」に向く品種です。つる下ろし栽培は、9月下旬に定植し翌年6月まで収穫を行うため、栽培期間が非常に長く、冬の厳しい寒さに耐えられる持久力や継続した果形の秀品率、耐病性が求められます。

同社は、より良い新商品をお届けするために、長年試行錯誤を重ねてきました。そして、昨年2023年から「ノエボ」の試験栽培を開始し、宮崎県のきゅうり生産者を中心に、その品質と栽培適性を評価してきました。

試験栽培の結果、「ノエボ」は雌花が連続着果し、果実肥大が良く、果形が安定していることが明らかになりました。これらの特徴から、同社は「ノエボ」が多くの生産者にとって有用な品種になると確信し、今回の発表に至りました。

「ノエボ」の主な特徴



雌花率: 2月定植: 90-100%、8月定植: 60-70%
適応作型: 半促成(3~4月定植)、抑制(8~9月定植)、越冬(9~10月定植)
耐病性: うどんこ病・褐斑病・べと病に強い複合耐病性

「ノエボ」は、2024年8月1日から販売開始予定です。

きゅうり業界の未来を担う品種



「ノエボ」は、つる下ろし栽培に適した品種として、生産者の皆様に新たな選択肢を提供すると同時に、きゅうり業界全体の活性化に貢献していくことが期待されています。同社は、今後も「ノエボ」をはじめとする新たな品種の開発に積極的に取り組んでいく方針です。

販売に関するお問い合わせ



販売元:久育種苗株式会社
電話番号:0942-27-3038
FAX番号:0942-26-3235
住所:〒830-0064 福岡県久留米市荒木町藤田1413-2
会社HP:https://kurume-gensyu.co.jp/


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