マッチングアプリの安心安全な利用に向けた新たな協定が締結
2025年6月19日、一般社団法人恋愛・結婚マッチングアプリ協会(以下、マッチングアプリ協会)とデジタル庁は「マッチングアプリサービスにおけるマイナンバーカード活用等に関する協定書」を締結しました。この協定は、マッチングアプリの利用者が安心・安全にサービスを利用できる環境を構築することを目指しています。
この取り組みでは、マイナンバーカードを活用し、ユーザーの本人確認を強化することで不正利用を防ぎ、より信頼性の高いマッチングサービスの提供を図ります。また、マイナンバーカードの利用促進を通じて、ユーザーにとっての利便性向上も目指しています。
協定の具体的な内容
協定では、以下の4つの事項について、両者が連携し協力していくことが定められています。
1. マッチングアプリにおけるユーザー属性情報の確認のために、マイナンバーカードを利用することを推進。
2. マイナンバーカードの利便性や信頼性を利用者に周知し、その利活用を広げる。
3. マッチングアプリとマイナンバーカードに関連する業界課題や技術的課題の解決に向けて協力。
4. その他、マイナンバーカードの利活用の検討について協議を行い、推進していく。
これらの施策を通じて、マッチングアプリ協会は安心して利用できるサービス環境を整備することを目指します。
協定締結式の様子
締結式は、デジタル庁の記者会見室にて行われ、マッチングアプリ協会の代表理事である飯塚勇太氏と、デジタル庁の穂坂泰デジタル副大臣が登壇しました。両者は協定の意義を語るとともに、今後の連携の重要性を強調しました。この協定締結によって、利用者がマッチングアプリを安心して使える環境がさらに進展することが期待されています。
マッチングアプリ協会について
一般社団法人恋愛・結婚マッチングアプリ協会は、IMS認証を取得したマッチングアプリ企業が正会員として加盟している団体です。これまでに不適正利用の対策や業界の健全な発展に向けた取り組みを行い、恋愛や結婚の希望が叶う社会の形成を目指しています。協会は2015年5月20日に設立され、現在は12社の会員が存在します。
公式ウェブサイトは
こちらで、詳細な情報や会員企業についてはサイトを参照してください。
この新たな協定の締結は、マッチングアプリ業界において大きな一歩であり、今後の発展が期待されています。ユーザーの安心・安全を守るための取り組みは、社会全体のデジタル化の促進とともに、さらなる信頼構築に貢献することでしょう。