パソナグループが企画、子どもたちを招待した特別な体験
2024年8月26日、東京都港区南青山にあるパソナグループのオフィスにて、特別な体験型子ども食堂ツアーが開催されました。参加したのは、NPO法人らいおんはーとの子どもたちと保護者、合計12名。彼らは障がい者雇用を実践する現場を見学し、社会について新たな視点を得る貴重な機会を楽しみました。
プログラムの概要
行事は、さまざまなプログラムから構成されていました。最初に特別に用意された会議室で、挨拶と会社紹介が行われ、続いてオフィス見学ツアーが始まりました。
子どもたちは、アート村SHOPやパン工房SHOP、障がい者が活躍するフロアを見学。その中で、食品の梱包やデザイン、イラストなど、実際の業務内容を目の当たりにし、働くことの意味を考えるきっかけとなったことでしょう。
美味しいパンとスポーツ体験
ツアーの一環として、17Fのカフェラウンジでは、障がい者が作った焼きたてのパンを楽しむランチタイムが設けられました。このパンは、参加者にとって大変美味しいサプライズであり、みんなの笑顔があふれました。
昼食後は、障がい者スポーツの「ボッチャ」と「モルック」の体験会も行われました。初めてのスポーツに挑戦する子どもたちでしたが、パソナグループの社員が丁寧に教えてくれるおかげで、すぐにコツを掴み、高得点を続出させる場面も見られました。協力しながらプレーする中で、仲間との絆が深まる様子が伺えました。
大きなインパクトと学び
今回の活動を通じて、障がい者の方々が自立して働く姿を目の当たりにした参加者たちは深く感銘を受けました。保護者からも「自分の子どもが社会を違った視点で見る機会を持った」と好評を得ており、特に障がい者が職場で活躍する姿は子どもたちに強い印象を残したようです。
NPO法人らいおんはーと理事長の及川信之氏は、障がい者の雇用形態や働く環境について触れ、特に都市部でインクルーシブな雇用が実践されている事例が示されたことに感謝の意を表しました。
「自分の職業選択の際に、多様な視点が重要であることを学びました。」といった声や、「この経験が将来の夢に繋がるきっかけになると良い」と期待する意見もありました。
未来を見つめて
パソナグループの第19期社会貢献委員、小松崎理緒氏もツアーの後、参加した子どもたちにパワーをもらったと語ります。
「才能に障害はない」をテーマに、様々な雇用形態の理解を深めたいと考えています。この企画を通じて、学生たちにとって心に残る何かを持ち帰ってもらえたのであれば嬉しい限りです。
体験型子ども食堂「NUKUNUKU」とは
NPO法人らいおんはーとが運営する365日体験型子ども食堂「NUKUNUKU」は、すべての子どもに豊かで幸せな人生を提供することを理念としています。教育格差や貧困の問題に取り組み、子どもたちとその保護者の成長をサポートしています。今後も、実社会での体験を通じて、若い世代の育成に貢献していく予定です。
このように、パソナグループが推進するインクルーシブな職場環境は、子どもたちにとって多様な働き方を学ぶ素晴らしい機会となりました。今後もこのような取り組みが広がり、より多くの子どもたちが希望に満ちた未来を描けることを期待しています。