新たな多胎育児支援
2025-02-05 17:33:54

双子や三つ子育児を支える株式会社ponoの新しい挑戦

双子や三つ子育児を支える株式会社ponoの新しい挑戦



2025年2月5日、「ふたごの日」には、株式会社ponoが福岡市に設立されました。代表取締役の牛島智絵さんは、多胎児育児のママやパパが自分らしく生きられるサポートをする企業として、いくつかの革新的なサービスを展開しています。特に注目すべきは、2025年3月5日にリリース予定の多胎育児専門アプリ「moms」です。このアプリは、多胎育児での困難を軽減し、家族のつながりを深めることを目的としています。

多胎育児の現状と課題



日本での双子や三つ子の出産は全体の1%に過ぎませんが、年間約8,700組もの家庭がこの特異な状況に直面しています。ところが、厚生労働省による調査では、多胎児の約7割が低出生体重児であり、時には重篤な医療的ケアを要することもあります。さらに、多胎育児家庭では虐待死のリスクが高まる傾向があるため、より強固な支援の必要性が叫ばれています。

牛島さん自身も双子を育てる中で、情報不足や孤独感、心身の疲労感といったさまざまな問題に直面しました。この経験から彼女は、2023年7月に「tatamama」という一般社団法人を設立し、福岡県内での多胎育児支援に取り組んできました。多胎育児を楽しく、また意義のあるものにするためにはどのような方法があるのか、彼女は模索を続けています。

株式会社ponoの理念と活動



会社名の「pono」はハワイ語で自然体や調和という意味を持ち、妊娠や出産によって自分を見失いがちなママたちが「ありのままの自分」を取り戻すための居場所を作りたいという願いが込められています。この理念に基づき、80名以上の仲間が集まり、多胎育児を支える新たな社会の在り方を目指しています。

この会社の主要な事業内容としては、一つ目に多胎育児に特化したアプリ「moms」があります。このアプリでは、育児記録や外出情報の共有、緊急時のサポート機能が搭載され、ママやパパ同士が「楽しい」を増やすためのコミュニティの場として機能します。特に、情報の共有はこのアプリの強みであり、当事者同士のつながりを持つことが可能です。また、緊急時には自治体の相談窓口にスムーズにアクセスできる機能も用意されています。

二つ目は、オンラインおよびオフラインで提供されるスクール事業です。育児中の親が必要なスキルを学び続けられる環境を整えることで、自信を持って多胎育児を行えるようにサポートします。ビジネススキルやクリエイティブスキルの講座があり、ママたちが「自分でいること」を大切にしながらも、多胎育児を楽しむ手助けをします。

最後に、在宅ワークを提供する事業があります。多胎育児によって働きにくくなった家庭に、仕事を提供し、経済的な自立を促進します。

まとめ



牛島さんは、「moms」アプリのリリースが多胎育児世帯にとって新たな一歩となることを強く願っています。彼女が描く未来には、ママたちが自分自身を受け入れ、家族や社会との調和を取りながら幸福を感じられる場所があることが想像されます。株式会社ponoは、その実現に向けて動き出しています。今後の展開に大いに期待が高まります。


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会社情報

会社名
株式会社pono
住所
福岡県福岡市博多区博多駅前3-12-24
電話番号

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