新CGM「Dexcom G7」
2024-05-15 11:01:14
デクスコムジャパンが新リアルタイムCGM「Dexcom G7」を発表し糖尿病管理を革新
Dexcom G7がもたらす糖尿病患者への新たな扉
デクスコムジャパンが新たに発表した「Dexcom G7」は、糖尿病患者の日常的な血糖管理を容易にするために設計された最先端の持続グルコースモニタリングシステムです。この製品は、血中のグルコース濃度をリアルタイムで把握できる機能を持っており、血糖値の変動をスムーズに管理できるようサポートします。
Dexcom G7の特長
Dexcom G7は、従来機の「Dexcom G6」に比べて約60%小型化されており、トランスミッターとセンサーが一体化されたデザインが特徴です。この変更により、センサーの取り扱いがより簡易になり、装着する部位として上腕後部や腹部も選択できるようになりました。センサーのウォームアップも30分未満で完了し、約7分で設定を完了できます。
使いやすさと高精度
ユーザーの使いやすさを重視して設計されたDexcom G7は、指先の穿刺を必要とせず、スキャニングや較正も不要です。また、最大10名までグルコース値を共有できる遠隔モニタリング機能も備えており、医療従事者との連携を強化しています。従来のCGMでは避けられなかった問題が改善され、より精度の高い測定を実現しました。
臨床試験で確認された効果
Dexcom G7の有用性は、さまざまな臨床試験によっても確認されています。例えば、1型糖尿病患者を対象とした「ALERTT 1試験」では、Dexcomリモートモニタリングシステムの使用により、HbA1c値の顕著な低下や、糖尿病の管理における目標範囲内時間(TIR)の増加が見られることが確認されました。
さらに、2型糖尿病患者に対する「MOBILE試験」でも、Dexcom G7を使用したグループにおいてHbA1cの有意な低下が観察され、血糖の範囲を保持する時間の増加や、高血糖の時間の減少も認められました。
患者の不安を取り除く機能
新モデルには、緊急低値リスクアラートが搭載されており、グルコース濃度が急激に下がる可能性がある場合には警告を発します。この機能により、低血糖のリスクを軽減し、患者が安心して日常生活を送れるよう支援します。
医療従事者との連携
Dexcom G7は、医療従事者による患者の糖尿病マネジメントを支援するために、Dexcom Clarityというソフトウェアと連携しています。このアプリを通じて、リアルタイム及び過去のグルコース測定値を簡単に確認でき、患者の状態をしっかりと把握することが可能です。
結論
デクスコムジャパンの社長、浅野元氏は「新しいG7の発売により、より多くの糖尿病患者がリアルタイムCGMを利用し、低血糖の不安を取り除いて、通常の生活を送れるようにサポートしていきたい」と語っています。
このように、Dexcom G7は使用することで糖尿病の管理を飛躍的に向上させ、患者のQOL向上に寄与することが期待されます。
会社情報
- 会社名
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デクスコムジャパン合同会社
- 住所
- 東京都目黒区下目黒1丁目8番1号目黒アルコタワー7階
- 電話番号
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