再生医療の未来: DC-BIOTECHの新リーダーとして三枝氏が舵を握る

DC-BIOTECH株式会社は、2025年9月30日付で三枝義明氏を新たな代表取締役社長に迎えることを発表しました。この変化は、再生医療市場における中長期的な成長戦略の強化を目指すものです。前任の田村謙治氏は任期満了により退任し、三枝氏がそのバトンを引き継ぎました。

三枝氏の経歴

三枝氏は東京大学の農学部で獣医学を専攻し、その後も獣医内科学研究室でエクソソームに関する研究を行ってきました。彼の経歴には、東証プライム企業での社内起業家としての役割や、医療分野でのコンサルティング事業の経験が含まれています。これらの経験を生かして、DC-BIOTECHを設立し、同社の成長を牽引してきました。

代表者の挨拶

三枝社長は、新たな経営体制のもと、国内外の再生医療市場が抱える課題を認識すると共にも、製品の上市へ向けた研究開発を加速する重要性を語ります。「私は大学での研究を通じて再生医療の可能性を実感し、これを実現するために一丸となって努力していきたい」との意気込みを示しています。実際、彼自身が間葉系幹細胞を用いることでスポーツによる負傷を克服した経験も影響を与えているようです。

会社概要と新たな目標

DC-BIOTECHは2021年11月に設立されたばかりの企業ですが、すでに再生医療等製品の研究開発や特定細胞加工物の受託製造業務まで手掛けています。今後は、国内外のパートナーと連携を強化し、企業としての価値向上を目指す方針です。

新しいリーダーシップのもと、再生医療の社会実装を加速させることが期待されています。三枝社長は、研究開発の一層の推進を図り、全ての人々の健康の向上に貢献することを目指しており、特に近い将来に上市を目指す製品に関してはその進展が注目されます。

DC-BIOTECHでは、今後も変わらぬ支援をお願いすると共に、企業としての成長と革新を続けていくことで、再生医療の新たな時代を切り開いていくことでしょう。