釣り具の専門店「@タックルベリー」が、外国市場への一歩を踏み出しました。BEENOSグループの支援を受けて、世界最大のオンラインマーケットプレイスであるeBayに初出店したのです。この動きは、日本の釣り具が海外市場でも高い評価を受けているという事実を反映しています。
タックルベリーは、神奈川県藤沢市に本社を置き、国内外に200店舗以上を展開する中古と新品の釣具専門店です。約13万点の商品を扱うWEBショップ「@ベリーネット」を通じて、すでに世界120ヵ国以上に向けて商品を販売しており、特にアジア市場では韓国、台湾、香港、ベトナムなどに進出しています。
今回のeBay出店では、特に釣り人口が多いアメリカ(5770万人)やヨーロッパ(2500万人)をターゲットに、釣り具の需要を見込んでいます。日本国内の釣り人口870万人に対し、欧米にはさらに多くの釣りファンが存在しています。日本の釣り具は、その機能性の高さから、過去に越境ECサービス「Buyee」を通じて人気があり、2024年のデータによれば、「スポーツ・レジャー」カテゴリの中でも「釣り」関連商品が最も売上を上げているとのことです。
タックルベリーはそのスタートを、中古のリールやロッドから切り出し、今後は取り扱い商品を増やしていく方針です。BeeCruiseはeBayのアカウント開設から商品データの連携、翻訳、国際配送まで一貫してサポートしており、販売工数の削減を実現しています。これにより、タックルベリーは、海外の消費者にスムーズに商品を提供できる環境が整います。
代表取締役社長の藤本伸也氏は、「BeeCruiseの支援により、eBayへの出店がスムーズに実現できたことを非常に嬉しく思います。これからも、日本の高品質な中古釣り具をより多くの釣り愛好家に届けるために、さらなる展開を目指します」とコメントしています。
この成長戦略の一環として、BEENOSグループは日本企業が低コスト・低リスクで海外市場に挑戦できるための環境を構築しています。釣りは、ただの趣味にとどまらず、多くの人々の生活の一部。この分野での成功は、日本の釣り具メーカーにも大きな影響を与えることでしょう。
さらに、タックルベリーのeBay出店支援サービスでは、国内向けECサイト事業者を対象に、eBayのアカウント開設、商品情報のデータ連携、翻訳・適正化の支援を行っています。これにより、事業者は手間をかけずに世界中の顧客にアクセスすることが可能となります。今回は新たな挑戦とともに、釣り文化の発展にも寄与することを期待しています。
今後、タックルベリーの名が欧米に広がり、多くの釣りファンが日本の釣り具を手にする日が待ち遠しいですね。