AI×FinTech出資
2017-11-30 13:07:14
TISとOUVCがAI×FinTechベンチャーへ出資、地域経済活性化を目指す取り組み
TISとOUVCがエルブズに出資
TIS株式会社と大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(OUVC)が、AIとFinTechを駆使したベンチャー企業、株式会社エルブズに共同出資することを発表しました。出資額は総計で8,450万円。今回の取り組みは、AI技術を用いて過疎地域経済の活性化を目指しております。
株式会社エルブズのビジョン
エルブズは「社会性を持つAIで幸せを提供する」というビジョンに基づき、特に高齢者に向けたコミュニケーションサービスの提供を予定しています。これには、独自の「御用聞きAI®」サービスが含まれ、人々の日常に寄り添ったサポートを行っていく方針です。エルブズは、今後急速に増加する高齢者のニーズに応えるべく、様々なAI応用技術を駆使したサービスを展開する計画です。
出資の意義と背景
TISは、AI関連ビジネスの推進に力を入れています。機械学習や自然言語処理技術の開発、ならびにその他関連技術の検証を行い、大学との共同研究や産学連携を通じて多角的なビジネス展開を進めてきました。それに対しOUVCは、大阪大学の研究成果を事業化することを目的としており、エルブズの出資が進むことで、社会性エージェントの技術を活用した高齢者支援の新たなモデルが形成されることが期待されています。
エルブズのテクノロジーとサービス
エルブズの「御用聞きAI®」サービスは、AIが様々な社会的アクターと連携し、利用者とダイレクトに対話できる基盤技術を持っています。このサービスは広告配信や技術教育、システムコンサルティングとも連携し、包括的な支援を提供することを目指しています。さらに、Bluetoothを使用した独自の決済ソリューションや電子地域通貨「エルブズコイン」を活用することで、地域経済を活性化させる施策も検討されています。
地域貢献と未来展望
KYOTO府南山城村では、エルブズのAIを利用して地域の人々と行政、さらに地域の流通基盤である「道の駅」をつなげる取り組みが計画されています。このプロジェクトを通じて、買い物難民に悩む地域住民の支援や便利な生活環境の整備が進むことが期待されています。将来的には、見守りサービスも含め、地域全体の安全と便利さを向上させる村づくりが目指されています。
結論
今回の出資を契機に、エルブズは革新を持続し、高齢者に寄り添うサービスを提供していくことで、地域経済の活性化へとつなげていくことが期待されます。この取り組みは、AI技術が社会に与える影響を再確認させるものであり、今後の展開に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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株式会社エルブズ
- 住所
- 東京都渋谷区東一丁目5-13常磐松ハウス1FB
- 電話番号
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