ギフトモールがシリーズBラウンドで大規模資金調達を実施
日本国内最大級のオンラインギフトサービス『Giftmall』や、専属バイヤーによるギフト選定が魅力の『Anny』、お祝いイベント特化型のレストラン予約サービスである『Annyお祝い体験』を運営する株式会社ギフトモールが、シリーズBラウンドとして総額50億円以上の資金調達を完了したことを発表しました。
この資金調達には、スパークス・アセット・マネジメント株式会社が運営する未来創生3号ファンドや、野村スパークス・インベストメント株式会社が運用する日本グロースキャピタル投資法人などが参加し、総額40億円を超える第三者割当増資を実施。加えて、既に発表されている資金も含め、合計で約65.7億円のエクイティファイナンスとなりました。
資金調達の背景と目的
ギフトモールは「MAKE MORE SMILES〜世界により多くのスマイルを。」というビジョンのもと、企業活動を行っています。2014年にサービスを開始した『Giftmall』は、順調に成長を遂げ、全体の月間訪問者数は約3,600万人に達し、2023年の年間流通額は約200億円を記録しました。特に2024年6月に実施された調査では、オンラインギフト特化型ECモールにおいて『Giftmall』が前年に続いて認知度1位を獲得しました。
これまでの成長を受け、今後はさらなるサービスの利便性向上と商品ラインアップの拡充を目指し、資金を活用する予定です。また、テクノロジーの進化やM&Aを通じた優秀な企業との連携を通じて、さらなる「ギフタイゼーション」を図る考えです。
引受先および投資家の声
「ギフトとは贈る人も受け取る人も幸せにする行為です」と語るのは、スパークス・アセット・マネジメントの巽康祐氏。彼は、ギフトモールの大きなビジョンと経営陣の優秀さに期待を寄せ、企業のさらなる成長に貢献できることを願っています。また、野村スパークス・インベストメントの藤枝彰彦氏は、ギフト市場の多様化やその重要性を強調し、ギフトモールがそのリーディングカンパニーとして成長していくことに信頼を寄せています。
一方、ギフトモールの代表取締役CEO、藤田真裕氏は、これまでのサポートに感謝の意を表し、さらなるサービス改善と「絶対に喜ばれる感動体験」の提供に向けた意気込みを述べています。
今後の展望とギフト市場の成長
ギフトモールは、資金調達を通じての成長を続け、より多くのお客様に感動体験を届けることを目指しています。特に、オンラインギフト市場は約11兆円規模とされ、現在も伸び続けています。最近の調査では、ギフト購入の主な場所としてECサイトがデパートや百貨店の店頭を上回っており、デジタル化が進行しています。
今後も、ギフト市場の拡大に伴い、ギフトモールはそのリーダーシップを発揮し、革新的なギフト体験を提供し続けることでしょう。