飲食業界に革新をもたらす連携
株式会社ダイニー(以下、ダイニー)は、グローバル決済プラットフォームを展開するAdyen Japan株式会社(以下、Adyen)との提携を通じて、レストラン向けの「統合オーダー・決済ソリューション」の提供を開始しました。この新しいソリューションは、飲食店の業務効率化を目指しており、双方の技術力を結集した結果として登場したものです。
提携の詳細と目的
新ソリューションは9月19日から段階的に展開されています。業界最安水準のキャッシュレス決済サービス「ダイニーキャッシュレス」にAdyenの決済機能を統合したこのシステムは、オーダーから決済までの管理をシームレスに行えるように設計されています。これにより、飲食店は複数の決済業者との契約手続きや管理負担を大幅に軽減できる見込みです。
ダイニーは、初年度において5000台のPOS端末を飲食店への導入を目指し、さらに2027年には最大5万台まで拡大を図っています。この連携は、飲食業界におけるデジタル化の加速を促進し、店舗運営の効率化に大きく寄与するとしています。
背景にある市場の変化
新型コロナウイルス感染症の影響により、飲食業界では非接触型サービスへの需要が急激に高まりました。その中でモバイルオーダーPOSシステムの導入が進んでいますが、従来のオーダーと決済システムは別々の運用が多く、経営者にとって大きな負担となっていました。ダイニーはAdyenの決済機能を統合することで、こうした課題を解決し、よりシンプルで効率的な業務運営を支援します。
各社のビジョン
Adyenの日本カントリーマネージャー、アダム・ブラウンステイン氏は、「ダイニーとの協力によって、日本のレストラン業界のデジタル化が一層進むことを期待しています。私たちの技術力とダイニーの注文システムを融合させ、飲食業界の効率化を促進したいです」と述べています。
一方、ダイニーの代表取締役である山田真央氏は、「Adyenとの連携が飲食業界に革新的なソリューションをもたらすことを不可欠に考えています。新たなサービスの提供により、飲食店経営者の業務効率と顧客満足度の向上に貢献したい」との意気込みを示しています。
まとめ
この新しい統合オーダー・決済ソリューションは、飲食店経営者にとっての煩わしい業務負担を軽減し、より良い顧客体験を提供するための大きな一歩です。ダイニーは、テクノロジーで飲食店の経営を支え、全ての人にとって飲食をもっと楽しいものにすることを目指しています。今後の展開に期待が高まります。