在宅医療の新たなソリューション『HOME-CARE LINK』の登場
在宅医療のデジタル化が進む中、株式会社ピージーと株式会社イーエックスメディアが共同で新たな在宅医療DXソリューション『HOME-CARE LINK』を発表しました。このサービスは、患者とその家族を中心とした医療の実現を目指し、医療情報を可視化・共有化することで、在宅での医療サービスの質を向上させることを目的としています。
HOME-CARE LINKの概要
『HOME-CARE LINK』は、在宅医療を提供する医療施設向けに設計されたソリューションであり、医療情報の一元管理を実現します。これにより、医療従事者は患者の日常的な健康データや投薬情報を効率的に管理・共有できるようになります。患者本人や家族も、自身の健康状況をリアルタイムで把握できるため、より積極的に療養に取り組むことが可能です。
また、在宅医療特有の煩雑な業務を簡素化するための機能も満載です。例えば、オンライン予約システムを通じて、24時間いつでも訪問診療の予約が可能になります。さらに、緊急時にすぐに医療機関に連絡できる機能も用意されており、安心感を提供します。
主な機能から見る『HOME-CARE LINK』
このソリューションには、以下のような主要機能があります:
1.
オンライン予約システム:訪問診療の予約が24時間可能で、緊急性の高い要請にも対応。
2.
個人健康記録(PHR)管理:バイタルデータの自動記録と共有が行え、投薬情報や治療経過も一元管理。
3.
支援機能:異常値を検知し自動でアラートを送り、必要に応じた治療提案をサポート。
4.
家族向け情報共有:患者の状態についての定期的なレポートを作成し、ケアプランを家族と共有。
5.
事務手続きのデジタル化:オンラインでの契約や同意が可能。
6.
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)支援:患者が日々感じたことを記録できる日記機能や意思決定支援ツールを提供。
7.
ポイント制度:健康管理活動に参加することで得られるインセンティブがあり、介護医療機関での特典も用意されています。
8.
患者間・家族間の理解促進:患者とその家族のストーリーを記事として共有する機能など。
9.
セキュリティの強化:高度なセキュリティを備えており、個人情報の保護に努めています。
患者中心の医療を目指す新プロジェクト「ex Design+Engineering」
『HOME-CARE LINK』は、両社の共同プロジェクトである「ex Design+Engineering」の第一弾として立ち上げられました。このプロジェクトは、デザインとデジタル技術を駆使して医療の課題を解決することを目指します。両社の専門性を最大限に活かすことで、魅力的かつ機能的なサービスを提供できる体制を整えています。
株式会社ピージーは、医療分野に特化したデザイン・コンサルティング会社として、高度なデザイン力を駆使し、医療情報の正確な提供と視覚化に注力しています。一方、株式会社イーエックスメディアは、システム開発やITソリューションを専門とし、AI技術を導入した革新性のあるサービス開発に取り組んでいます。
両社が協力することで、患者と家族を中心に据えた新たな医療の形が実現されることが期待されています。特に、医療の質の向上や業務効率化、患者の治療体験の改善に繋がる新しいアプローチとして、今後の展開にも注目が集まります。
このように、在宅医療のデジタル化は今後も進化を続け、より多くの患者やその家族にとって利便性の高いシステムが整備されていくことでしょう。